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霧の壁霧の壁
フレドリック・ブラウン, 田中小実昌訳
創元推理文庫(1960/12) ¥200

祖母の死体を"発見"した「ぼく」は警察に電話をかけながらショックで記憶喪失に陥ってしまう。・・・そこから「ぼく」の真実探しの"旅"が始まる。いったい祖母を殺したのは誰なのか? もしかしらた自分なのか?・・・そんな「ぼく」の前に記憶喪失という「霧の壁」が立ちはだかる。別れた妻、腹違いの兄、会社の同僚、祖母の弁護士、殺人課の刑事・・・彼らに対する「ぼく」の執ような聞き込み調査がその「霧の壁」を少しずつ切り崩していく。そして。ついに「霧の壁」の向こうから驚愕の真実が現れてくる。祖母を殺したのは誰だったのか? 「ぼく」は記憶を取り戻すことができるのか?

この本のじっちゃん流紹介文です。どうです、面白そうでしょう。手にとって読みたくなりませんか? 

フレドリック・ブラウンは『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』『未来世界から来た男』といったSFで有名ですが、ミステリ作品もたくさん残しています。というか著作数だけで言えばミステリ作品の方が遥かに多く、ミステリの方が本業なのかも知れません。

フレドリック・ブラウンは何よりも読者を楽しませることを最大の目的にした職人的作家で、重厚さには欠けるものの楽しさのあふれた作品をたくさん残しています。SFでもミステリでも奇抜な着想の作品が多いのが特徴です。

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ショート・ショートの名手で星新一にも大きな影響を与えたフレドリック・ブラウンのSF長編です。

フレドリック・ブラウンのSF長編と言えば、『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』が有名です(※)が、この『73光年の妖怪』も傑作との呼び声が高い作品です。

※いずれも大変な傑作です。SFや奇想天外な小説がお好きな方はぜひご一読を。

しかし、前2作と異なり『73光年の妖怪』は入手困難な状態が続いており、僕は楽天市場で何とか手に入れました。

ブラウンのSFは純粋なSFというよりもSFという設定を借りた奇想小説という感じですね。『73光年の妖怪』で解説の厚木さんもおっしゃっていますが、日本で言えば山田風太郎さんのような感じでしょうか。(ちょっと違うか)
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