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本格ミステリファンとしてはずっと気になっていた作品です。何しろ2005年度本格ミステリ大賞受賞作品ですから。

新本格御三家(※)のうち法月綸太郎さんだけはちょびっと肌が合わなくて、これまで「頼子のために」と「雪密室」しか読んでないんですよね。この二作も水準以上のできではあるんですが、傑作と評するまでにはいたっていません。
 ※綾辻行人、有栖川有栖、そして法月綸太郎

肌が合わない理由は自分にもよくわかりませんが、法月さんがハードボイルドにも傾倒していて、本格とハードボイルドの融合的なことを試みていること、それが中途半端に感じられることが理由として挙げられるかもしれません。

でも、この本はずっと気にはなっていたので、北海道出張で読む本がなくなった際に(※)購入し、読み始めました。
 ※7/22の記事「地下鉄(メトロ)に乗って」参照。

で...。

さすが本格ミステリ大賞を受賞しただけあって、本格としての結構はかっちりとしていて隙がありません。終盤における謎解きではパズルがピタッピタッと収まるところに収まっていき爽快感があるとともに、意外な伏線に「あっ、あれが伏線だったのか」と驚かされる快感があります。

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