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塩野 七生 / 新潮社(2002/06) ¥380
Amazonランキング:4500位
Amazonおすすめ度:


ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) 新潮文庫 ¥460
ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) 新潮文庫 ¥420

急速に成長するローマと、北アフリカの大国カルタゴとの激突(ポエニ戦役)を描く『ハンニバル戦記』ですが、いやあ面白かった、燃えました。吉川英治の『三国志』の興奮がよみがえりました。もっとも二国間の激突なので『三国志』より『項羽と劉邦』に擬する方が適切かも知れませんが。

3巻中特に面白いのは、アレキサンダー大王に次ぐ名将と言われ、本書のタイトルにもなっているハンニバルがカルタゴの将軍として登場する中巻−第二次ポエニ戦役からです。

ハンニバルは、大軍を率い象(!)も連れて(※)アルプス越えをし、北からイタリア本土に攻め込むという常識はずれの戦法を取ってローマ人の度肝を抜きます。これによりローマは、イタリア統一後始めて本土を他国に侵略されるという屈辱を味わいます。天才的な戦術家であるハンニバルは向かうところ敵なし、イタリア半島を蹂躙して、ローマにまで攻め寄ります。
 ※カルタゴ独特の戦法で象を現代の戦車のように使う。

そして、窮状にあるローマの救世主としてひとりの名将が登場します。ハンニバルとともに古代の名将ベスト5を選べば必ず入るといわれ、カエサルとともにローマ史に燦然とその名を残す名将スキピオです。


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いよいよ師走ですね。今朝はやけに寒い気がします。初めてマフラーと手袋が欲しくなりました。11月が暖かかった反動で12月は寒くなるのかなあ。

さて、最近仕事が多忙なせいもあってブログの更新が滞っている間に読み終えた本が続々と溜まってきて、4作品がレビュー待ちとなっています。加えて京都旅行ネタもあるので、もうネタが消化しきれないくらいだぶついている状態。ネタも、ないときにはとことんないんだけどなあ。

今日はがんばってひとつ消化しましょう。塩野七生さんの『ローマ人の物語』です。

『ローマ人の物語』はハードカバーで出たときに読んで1巻目の途中であえなく挫折したという苦い経験があります。でも、その後ずっと気にはなっていて、あることをきっかけに再度チャレンジすることにしました。もちろん今度は文庫版です。

そのきっかけというのは、私がよくご訪問する「たか@ヒゲ眼鏡の探偵小説趣味(古典派宣言)」というブログと「本の山。」というブログで立て続けに『ローマ人の物語』についての記事を目にしたことです。それで「も一度チャレンジしようかな」という気になっていた時に、仙台出張で帰りに読む本がなくなるというピンチに見舞われました。早速書店(仙台ジュンク堂)に飛び込んで復路で読む本を物色していたところ『ローマ人の物語』が目に飛び込んできました。時間もなかったことから躊躇なく購入し、帰りの新幹線で読み始めたという次第。

読んでみると、最初に挑戦したときになぜ挫折したんだろうと思うほどさくさくと面白く読めました。あえて言えば、最後のギリシャ古代史の、特に最初のあたりがちょっと教科書的で退屈かな。でも、その後また面白くなりますので、これから読まれる方はここのところは是非我慢して乗り切ってください。(←エラソー。先輩面〜)
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