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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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『新参者』はやっぱり面白かった。

新参者 (講談社文庫)新参者 (講談社文庫)
(2013/08/09)
東野 圭吾

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長編だが、ひとつひとつの章が独立した短編としても読めるようになっている。その短編がいずれもイイ。ハラハラワクワクの推理小説としても読めるし、ほろっとする人情小説としても読める。

そして、常套手段ではあるが、無関係と思われたそれぞれのお話がひとつの話へとつながっていく。その話は、もちろん推理小説だから、ある事件なのだが、その事件は各章で見え隠れはするものの、なかなか全貌が見えてこない。被害者が誰かすらもすぐにはわからないくらいだ。それが次第に見えてきたかと思うと怒涛のように解決の海へとなだれ込む。その醍醐味はすばらしい。

読み終えて、東野圭吾はうまい!と改めて思う。そして、そのうまさにイヤミがない。作者の術中にはまるのがこころよく感じられる。なぜだろうと思う。たとえば、宮部みゆきも無類にうまいと思うが、彼女のうまさにはイヤミがあると感じられるのだ。彼女の術中にはまるとコンチクショウと思ったりする。どこが東野圭吾はちがうのだろう。

この小説はすいすい読める。あとにずっしり来るものはない。読み終わって「あ~あ、面白かった」。それで終わる小説である。だから、このミスと文春ベスト10でダブル1位となったのは意外な気もする。4以か5位くらいが似合いなのになあと、著者には失礼ながら思ってしまう。

なお、読み終わって裏付けを見たら、第1章の発表が5年前である。その頃から長編化を構想していたのだろうか? これも驚きである。

【じっちゃんの誤読的評価:★★★★】
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