プロフィール

じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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2月初旬に読んだ本

マンネリ覚悟でしばらく続けたい。

1月分まとめての紹介は結構大変なので、今回は10日分(正確には11日分)を。
2月1日から11日までに読んだ本です。今回も面白度別に。

【とても面白かった本】
『英文翻訳術』(安西徹雄、ちくま学芸文庫)
  定年後、実務翻訳でヒマつぶしと生活費稼ぎの一石二鳥ができないか・・・なんて
  虫のいいことを考えていまして、そのための勉強の一環として読んだ本。
  関係代名詞や名刺構文や時制など、翻訳する際に苦労するテーマを取り上げて、
  テーマごとに豊富な例文をもとに翻訳のコツを手ほどきしてくれる。
  練習問題も豊富で、私がこれまで読んだ翻訳指南本では1,2を争う良書。
  時には安西先生も翻訳にてこずって一緒に悩む姿を見せるのも好感を持てる。

『舞姫(テレプシコーラ) (8)~(10)』(山岸凉子、メディアファクトリー)
  あの名作『日出る処の天子』の作者による、バレエがテーマのスポ根もの。
  10巻で第一部が完結。とっても面白いんだけど不満も。
  最後に救いがあるのはいいけれど、話が暗くて陰惨すぎる。
  暗い話がキライな私はちょっと閉口。
  ベストセラー作家の保坂和志が『書きあぐねている人のための小説入門』で
  「小説というのは普通に書いていると、どうしても暗いほう暗いほうに
  話が流れていってしまう」・・・てなことを言ってたけど、当たってるな。
  第2部は明るい話にしてちょうよ、山岸先生。

『ドッポたち』(小泉吉宏、幻冬舎)
  恐竜が主人公の(!)学園四コマ漫画。作者は『ブッタとシッタカブッタ』で
  哲学的ギャグ漫画という新ジャンルを樹ち立てた人だが、
  『ブッタとシッタカブッタ』が説教くささが鼻についたのに対して
  この本ではそれが薄れていて好感がもてる。
  その割に結構深いのもいい。

【面白かった本】
『女子高生チヨ(64)』(ひうらさとる、講談社)
  タイトルにある「(64)」てのは主人公の女子高生の年齢(!)。
  そう、中卒である作者の祖母が、ある日思い立って夜間高校に入学しちゃうのだ。
  その学校生活を描いた作品。それだけで面白さ保証付きって感じだよね。
  ただ、その極上の材料を料理する作者の手腕がいまひとつなのがちちょっぴり残念。

【イマイチだった本】
『錯誤配置』(藍霄、玉田誠)
  あの本格ミステリの旗手・島田荘司プロデュースの台湾ミステリシリーズのひとつ。
  ある日周囲の知人が自分のことを忘れてしまうという書き出しは十分魅力的なのだが、
  その真相があれでは。意外な真犯人も、あんまりだ。
  光るところはいくつかあるだけに、惜しい。

『ポチの群れ(1)』(たかの宗美、宙出版)
  なんか、癒し系にしようという意図がみえみえなのがいやらしい。絵もイマイチ。

【途中で投げ出した本】
『女王陛下のユリシーズ号』(アリステア・マクリーン、ハヤカワ文庫)
  冒険小説の神様の処女作にして海洋冒険小説ナンバー1の傑作・・・らしい。
  相当前に買った本だが、なんだか内容が重そうでずっと棚ざらしにしていた。
  このたび勇を鼓して手にしたのだが・・・。やっぱり重かった(;^_^A
  
『ジャズの歴史物語』(油井正一、アルテスパブリッシング)
  最近ジャズを好んで聴いていて、ジャズの歴史に興味をもって手に取った本。
  ジャズの歴史を書いたものとしては最高傑作との呼び声に、期待して読んだのだが。
  ストーリーが整理されていなくて肝心の歴史がすんなり頭に入ってこない。
  いくら名作だろうが、私に合わないものは合わない。

『超弦領域』(大森望、創元文庫)
  SFの傑作集。疎遠になりがちだったSFとの復縁を試みたのだが、ダメだった。
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1月に読んだ本

私が1月に読んだ本を紹介。
面白度別に分類してます。

・・・にしても、「とても面白かった本」がいずれもコミックとは、
われながらなんとも・・・。

【とても面白かった本】
『舞姫(テレプシコーラ) (5)(6)(7)』(山岸凉子、メディアファクトリー)
 ・・・バレエをテーマにしたスポ根ものの傑作。
    一度読み始めたらやめられなくなります。

『くるねこ4』(くるねこ大和、エンターブレイン)
 ・・・ペット(←本書ではネコです)ものコミックとしては、
    私が考えるに、これまでで最高のシリーズの4作目。
    作者の、クールなようでいて暖かい視点がすばらしい。

【面白かった本】
『天使の歩廊』(中村絃、新潮社)
 ・・・日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
    建築をテーマとしたファンタジーというのが珍しい。
    ただ、ストーリー的にいま一歩食い足りない感じも。

『あやしい取材に逝ってきました。』(小沢カオル、秋田書店)
 ・・・30過ぎてメイドカフェのメイドに挑戦したり、
    富士山の樹海に出かけて自殺者を救ったり、
    作者の突撃精神に感服。

『菜の花の沖(2)』(司馬遼太郎、文春文庫)
 ・・・さすが、シバリョウ。

『せんせいになれません(1)』(小坂俊史、竹書房)
 ・・・熱血先生とは真逆のダメ先生を主人公にした四コマギャグ漫画。
    ありえね~と突っ込みながら読んでるうちに
    「意外にありうるかも」と思ったりして。

『一箱古本市の歩き方』(南陀楼綾繁、光文社新書)
 ・・・一箱古本市というの、はみんなが段ボール1箱ずつの古本を持ち寄って
    道端でいわば本のフリマをやってしまうというイベント。
    それを最初に企画した方によるドキュメンタリー。
    読んでるうちに自分も参加したくなってくる。

【イマイチだった本】
『赤毛の男の妻』(ビル・S・バリンジャー、創元文庫)
 ・・・傑作との呼び声高いミステリーの古典。
    途中はサスペンスフルでなかなかだったが、
    いかんせん最後のオチがピンとこなかった。

『大人の東京散歩』(鈴木伸子、河出文庫)
 ・・・紹介されている町に対する作者の情熱が感じられなかった。

【「金と時間を返せ!」と言いたくなった本】
『The Heckler』(Ed McBain)
 ・・・87分署ものにもこんな駄作があるんだという見本。
    なによりも核となる犯罪そのものが、筋が通ってない。

【途中で挫折した本】
『The Woman in White』(Wilkie Collins、Bantam Classic & Loveswept )
 ・・・ミステリーの超名作『月長石』の作者のミステリー(?)。
    結構おもしろかったんだけど、描写がくどくてくどくて
    途中で胃にもたれてしまいました。

『小さき者へ・生れ出づる悩み』(有島武郎、新潮文庫)
 ・・・ただ、退屈のひとこと。こんなのが名作なのかねえ。

『ダーウィン以来』(スティーブン・J・グールド、ハヤカワ文庫)
 ・・・グールドとは相性が悪そうだ。

『カンブリア紀の怪物たち』(サイモン・モリス、講談社現代新書)
 ・・・グールドとではなく、進化論と相性が悪いのかも。

『ザ・ニッポンレビュー! ガイジンが見たヘンタイでクールな日本』(えいち、洋泉社)
 ・・・ネットの書き込みをまとめただけの安直な作品。
    ガイジンさんの日本の見方もステレオタイプを超えていない。

『宗像教授異考録(1)』(星野之宣、小学館)
 ・・・考古学をテーマとした伝奇もの、しかも星野之宣の作品とあって
    期待したのだが、謎そのものと謎解きの過程がいかにも薄っぺらい。
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