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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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異文化交流の最前線-『ダーリンは外国人』


小栗 左多里 / メディアファクトリー
Amazonランキング:47042位
Amazonおすすめ度:


日本人である女性漫画家が外国人と結婚した。さあ、どんな生活が待っているか?・・・・という漫画。

以前から気になっていた本ですが、けらえいこさんの『セキララ結婚生活』他でのおのろけ攻勢にいささかうんざりさせられた経験を持つ私は「また新婚夫婦のおのろけを聞かされるんじゃたまんねえしなあ」と警戒する気持ちの方が強くてこれまで手を伸ばすまでにはいたっていませんでした。ところが、たま店長のレビューを読み、かつたま店長さんから「おのろけではない」と諭されて(上記記事のたま店長のコメント参照)、それではと読み始めたもの。

で、読み始めたら・・・・。

--------------------
「のっけから何ですが、この本はノロケ話ではありません」と、「はじめに」でいきなり作者から思いっきり牽制球を投げられてしまいました。その言葉通り、作者はできるだけのろけ話にならないように気を使っているのが伺えます。しかし、作者がどう頑張ろうと、新婚生活を描こうとすりゃ、余程のことがない限りどうやったってのろけになってしまうわけで・・・・。しかし、作者のこころがけに免じて、意地悪な見方はしないことにしました。それに、のろけがあろうがなかろうが、十分に面白い内容でしたし。

で、どんな夫婦か。作者(妻)はもちろん日本人。夫はハンガリー人とイタリア人の血を引くアメリカ人で顔中髭だらけのジャーナリスト兼大学講師。

私が思うに、結婚そのものが異文化交流であります。同じ日本人同士であっても、生まれも育ちも違う2人がひとつ屋根の下で生活を共にしようってんですから、摩擦が生じないわけがない。そもそも料理の味付けからして違います。思い起こすと、私も、最初の夫婦喧嘩の原因は料理の味付けでした。その他にも言葉遣いの違い、風習の違い、歩く速度の違い、趣味の違い(e.g.出好き.vs.出不精、読書好き.vs.読書習慣なし、原色好き.vs.淡い色好き)、家訓の違い、子育て観の違い、せかせか/のんびり・・・・違いをあげれば枚挙に暇がありません。

日本人同士でこうなんですから、いわんや異国人同士においてをや。もう究極の異文化交流、カルチャーショックの嵐ですね。そこんとこをこの漫画では面白おかしく(実際には面白おかしいどころはない時もあると思うのですが)描いて、えっ、へえ、ふーん、なるほど、と読者を驚かせ、目を見開かせ、納得させ、啓蒙してくれます。

また、普段から想像していたアメリカ人像と一致するところもあれば、全然違っているところもあって、それもまた面白い。一致するところは一致するところ(e.g. 日本人に比べて喜怒哀楽が激しい、日本人と違って身内でも思い切り褒める、麺類を音を立ててすするのは嫌い/苦手)で「やっぱりそうなんだあ」と腑に落ちて面白いし、一致しないところは一致しないところ(e.g. アメリカ人だからと言って必ずしも家事を手伝ってはくれない、歩くのが速くて妻を置いていってしまう、結構シャイで落ち込みやすい)で「へえ、そうなの」と新鮮な驚きがあって面白い。いずれも実際に自分のこととして体験している人の話だから迫真感があって面白いんでしょうね。

小栗さんはクールでクレバーな人らしく、批判精神もきちんとあって、それもこの本の質を上げている理由でしょうね。例えば、「日本人はユーモアを解さない」という"一般常識"に対して敢然と反論し、「そうではなく、アメリカ人の方が笑いの沸点が低すぎるのだ」と主張します。その点は私も賛成したくなりました。

語学モノとしては気になる語学の上達法もちらっとだけですが載っていて、旦那さんのトニーさんによれば、以下だそうです。

・すべてを英語環境に切り替える(本、新聞、テレビ、会話、とにかく何でも)。
 ⇒トニーさんいわく「ラジオやTVの英語講座は日本語の説明が多すぎる」と。
・完璧主義はだめ。100%理解しようとするのではなく「ある程度」わかったら次へ進む。ネイティブ
 だって100%理解しているとは限らない。
・失敗を怖れない。失敗することよりも、失敗を恐れて何もしないことの方が事態を悪くする。

「国際結婚てどんなんだろう?」と思われる方には東京12ch(東京以外ではどの放送局になるのかな?)の『奥様は外国人』(火曜夜7時から)とともにおススメです。

この本がとても面白かったので、小栗さんの以下の本も買い求めてしまった私でした。

『ダーリンは外国人2』
『ダーリンの頭ン中 英語と語学』
『英語ができない私をせめないで!』

【じっちゃんの評価:★★★★】

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COMMENT

おはようございます。

ノーコメントで逃げるつもりだったんですけど・・ (笑)

じっちゃんが奥様にお優しくて温かい思いやりを示されてる記事を読むと・・・
「あら、好いわねぇ、ホノボノして・・・」 と日本人同士思うんですよね。

ところがそれが異人と結婚してる日本人が言うと、惚気てる~~と思われそうで発言に気を遣ってしまいます。

今日のブログはバレンタインの事がテーマなんですけど、夫が毎年バラを買って来てくれます、・・・と一旦書いてから、躊躇ってしまいました。
それで、「買って来ます」 と訂正したんですよ。 どんな風に受け取られるかと、思って。

結局・・・どんな風に思われようが折角買って来てくれる相手に対してあまりにも感謝の気持ちがないようなので再び 「・・・くれます」 に修正しました。

異人種と結婚した日本人、特に在外邦人は今でも同胞の日本人に話すときは誤解を生じないように気を回してるんじゃないかなぁ・・・と思ってしまいました。

ポイントが逸れてしまって済みません~~。

梓の小鳥さん、おはようございます。

「のろけ」の件ですが、私は一般論として話しており、
「国際結婚の場合に『のろけ』が気になる」とは
申しておりませんので、そのことはお断りしておきます(;^_^A

逆に外国人と日本人の夫婦の場合の方が、そういうもんだと
思って逆に気にならないですね。
例としてあげた"けらえいこさんの『セキララ結婚生活』"も
日本人同士の夫婦の場合ですし。

おじゃまします。

うちも最初の頃は、普通はこうでしょう
ってよく習慣や環境の違いで衝突してましたよ。
お互いの普通も端から見ると全然普通じゃなかったり
で所詮狭い中の戯言に過ぎないんですけど^^;

相手が外国人だと元々違うんだしって
ところから入りますから
最初は比較的上手くいくのかもしれないです。
まっ、長く一緒に居るとなに人だろうが
関係なくなりますけどね。^^;

それからトラバ有難うございました。
おまけに紹介までして頂いて感謝です_(_^_)_

小栗佐多里さん好きなんですよ。トニーさんの話すこととか読んでると、日本語しかしゃべれない私より、彼の方がよくコトバを理解してるんじゃないかと思うことがしばしばあります。
今ソフトバンクの毎月のお知らせ(?)に1コマまんがを連載されてて、それが月一度の楽しみ

御免なさい~。

すみません、朝からおかしなコメントして、不愉快な思いをさせてしまったんじゃないかと心配です。

「作者はできるだけのろけ話にならないように気を使っているのが伺えます。」

・・・とここまで読んでそこばかりに釘付けになってしまったようです、私。
実は前夜、日本への里帰りから戻って来たばかりの友達との会話を思い出してしまって・・・・つい話が逸れてしまった様です。

「のろけ」 だけじゃなくて小栗 左多里 さんという著者も読者日本人を意識して執筆したんだろうなぁ、というのが私の感想でした・・・

関心を持たれる   (多分友人、近所の人たち、知人・・・etc  から)   立場なのでコメントが不本意ながらディフェンシブ    (若しかしたらある意味ではオフェンシブ ?)   過ぎてしまったかも・・・どうぞお許し下さいね。

この本はOL仲間でまわし読みしていましたよ~。
以前、地下鉄日比谷線の車内広告で大いにプッシュされていたので、それを通勤に使っていた人同士が「買ったの?貸して!」と大ブームat社内でした。
私はこの中のトニーさんのコラムが好きです。
それこそ「えっ、へえー、ふーん、なるほど」の世界で。

本記事とは関係ないのですが、『禁じられた遊び』が今晩9時からBS2(だったかな)で放送されるみたいです!
ナ~イスタイミング(^^)

うふふ。

おもしろい。コメント読んでまたおもしろい。梓のの小鳥さんのブログもおもしろいですもんね。
トシをとると、漫画って読む意欲が薄れるものかも、って思ってたのですが、じっちゃんさんのお勧めの漫画たちをいくつか読んで、「おもしろいやん」と再認識しています。これも読んでみたいなあ。

たまの猫さん、仁香さん、梓の小鳥さん、doborinさん、おむすびさん、おはようございます

v-34 たまの猫さん
楽しい本のご紹介ありがとうございました。
すっかりハマリました。

>うちも最初の頃は、普通はこうでしょう
>ってよく習慣や環境の違いで衝突してましたよ。
やっぱりそうですか。
お互いにその違いを認めることが夫婦和合の第一歩ですよね。

>まっ、長く一緒に居るとなに人だろうが
>関係なくなりますけどね。^^;
そうでしょうね。

>おまけに紹介までして頂いて感謝です_(_^_)_
こういうのは仁義を切っとかないとね(⌒ー⌒)

v-34 仁香さん
>小栗佐多里さん好きなんですよ。
そうでありますか。

>トニーさんの話すこととか読んでると、日本語しかしゃべれない私より、
>彼の方がよくコトバを理解してるんじゃないかと思うことがしばしばあります。
確かに。

>今ソフトバンクの毎月のお知らせ(?)に1コマまんがを連載されてて
えっ、ほんとに?
携帯に配信されるんですか? それともネットで?
実は僕の携帯もソフトバンクなのですが、見たことありません。

v-34 梓の小鳥さん
そんなに恐縮されることないです。こちらこそ恐縮です。

>不愉快な思いをさせてしまったんじゃないかと心配です。
不愉快な思いなんて小指の先ほどもしていません。
こちらこそ本文の表現に失礼な表現がなかったかと心配になりまして
あのようなレスとなりました。ご心配なく~。
ご心配をおかけしたことをお詫びいたします( ̄ー ̄)ゞスマンスマン

v-34 doborinさん
>大ブームat社内でした。
ひょええ、そうですか。レベルの高い会社ですね。

>私はこの中のトニーさんのコラムが好きです。
>それこそ「えっ、へえー、ふーん、なるほど」の世界で。
あらら、そうですか。私は漫画のところだけで、そこは読み飛ばしてましたf(^-^;)
今から読みます。

>『禁じられた遊び』が今晩9時からBS2(だったかな)で放送されるみたいです!
>ナ~イスタイミング(^^)
ホントですね。私もも一度あの名作をってことで、録画予約しました。
情報ありがとうございました☆⌒(*^-゚)v

v-34 おむすびさん
>おもしろい。コメント読んでまたおもしろい。
ははは。

>梓のの小鳥さんのブログもおもしろいですもんね。
ほんとに。ご存知のとおり私も愛読しております。

>じっちゃんさんのお勧めの漫画たちをいくつか読んで、「おもしろいやん」と再認識しています。
ほんとですか。うれしいなあ。

>これも読んでみたいなあ。
是非お読みになってください。

おはよです^^

私もたまの猫さんのところで見え以来ずっときになってるんですよね。
金がないのであれですがまたいつか買ったみたいと思います。
にしても
>アメリカ人の方が笑いの沸点が低すぎるのだ
ここは面白いですね。
私はあまり笑わないタイプの人間なので
今度からこれを使ってみようと思います^^

シンさん、おばんです。

いつもながらの金欠病ですね。
アメリカ人の笑いの沸点については私も小栗さんに同感です。
彼らは「日本人はユーモアがわからない」と言いますが、
その実、レベルの低いユーモアで笑っているんじゃないかと。

>今度からこれを使ってみようと思います
確かにこれ使えますね。
皆が笑ってひとりだけ置いてけぼりにされた時に
ポツリと「君たち笑いの沸点が低いんだね」と言うと。

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