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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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一家に一冊!-『みんなで国語辞典』


「もっと明鏡」委員会, 北原 保雄 / 大修館書店 ¥998
Amazonランキング:316位
Amazonおすすめ度:


「国語辞典なら間に合ってるよ」というあなた、そんなあなたでも、もう一冊手元に置くべき秀逸な国語辞典が出ました! そして、息子が娘が孫が甥が姪が知り合いの子どもが入学するので国語辞典を贈ろうと思っておられるあなた、是非この国語辞典も候補にお加えください!

その最新の国語辞典-『みんなで国語辞典!』は、普通の国語辞典には絶対載っていない新語・流行語・俗語・若者言葉・業界用語等などを取り上げ、しかもその語釈や用例を一般人が書いているという超ユニークな国語辞典。

・・・・とこう書くと、私の言ったことを真に受けて、ホントに入学祝いに贈ってしまっちゃうような人が出現するといけないので、ここで断っておきますと、この本、厳密な意味の国語辞典ではありません。「なら何だ」と言われるとなんとも答えに困ってしまいますが、普通の国語辞典では取り上げられていない新語・流行語・俗語・若者言葉・業界用語等をネタにした笑える雑学本てところでしょうか。でも、私は心底補助的な国語辞典としても立派に使えると信じます。「見出し-表記-語釈-用例-類語-補注」と体裁も内容も国語辞典の要件を満たしてますし、語釈その他も一般人が作ったものといえ、ふざけたり、パロったりしているわけではなく、きちんとしたものになっています(普通の国語辞典に比べて生き生きとしていて返って感心するくらい)。

もともとこの本は、大修館書店が『明鏡国語辞典 携帯版』を新装発刊した際にそれを記念して、国語辞典に載せたい言葉・意味・用例を広く一般から募集したことから事を発しています。その際全国から集まった作品は何と11万を超えたそうです。その中からユニークなもの面白いもの約1,300作品を収録したのがこの『みんなで国語辞典!』というわけです。

で、実際中身はどんなんなっているのでしょうか。

--------------------
この本は「若者のことば」「学校のことば」「ネット・メールのことば」「業界・専門用語」など7つのセクションに分かれていますが、圧倒的に面白いのは最初の「若者のことば」。最近の若い人の造語力にはほとほと感心します。

さて、その「若者のことば」の中から私が特に面白いと思ったものを厳選してお目にかけましょう。なお、以下※印は私のコメントです。

●感心編
※まずは、用語そのものが「よく考えたな~」と思われるものを挙げましょう。

のちかれ【のちカレ】 のちに彼氏になる(予定の)人のこと。「松井君は私ののちカレです」(愛知・高2・女)
 ※「将来の彼氏候補」という概念そのものが面白いですね。

たくのみ【宅飲み】 ①自宅で飲むこと。「昨日一人で宅飲みしてたよ」(北海道・29歳・女)(語義②は略)
 ※これは「よく考えたな~」というよりも「これは、オレも使えるな」と思ったから選びました。今日から使おうっと!

ぷろみねってる【プロミネってる】 髪がはねあがっていること。「ニュースキャスターの髪がプロミネってる」◆太陽のプロミネンスに似ていることから。
 ※なるほどね~。ザブトン1枚っ!

ぶちゃかわいい【ブチャかわいい】 ぶさいくだけど、かわいい。例えば、動物園に行って、ブタを見たときなどに使ったりする。(東京・中2・女)
 ※そう言えば、うちの社にもぶちゃ・・・・うぷぷ。

じもとリアン【ジモトリアン】 (地元をひとつの外国と見立てて)そこに住む人。英語でアメリカ国民のことを「アメリカン」と言うのと同じ。(千葉県・高1・女他)
 ※これも今日からすぐ使えますね~。あなたも私も地元ではじもとリアン♪~

ゴギる【ごぎる】 ドタキャンする。「昨日友達との待ち合わせをごぎられた」◆中国のゴギ(呉儀副首相)さんが小泉首相との会談をドタキャンしたことから。(愛知・中3・女子)
 ※ちゃんと時事ネタも押さえています。中高校生も侮れません。

●思わず笑っちゃう編
にくにくしい【肉々しい】 ふくよか、太い、顔が丸い様子。「あの子の顔って肉肉しいね」(埼玉県・高3・女)
 ※私、憎々しいという言葉は知ってましたが、これは・・・・。言われた人はショックですね。

せきジャニ【関ジャニ】 「関西ジャニーズ」というアイドルグループの略称で、読みは「かんジャニ」が正しい。◆知ったかぶったおじさん、おばさんが使う。(滋賀・中3・女)
 ※私もかつて「米米クラブ」のことを「よねよねクラブ」と呼んでいたのを思い出しました。

●秀逸語義編
ありえない ③本当は充分起こりうる可能性を感じてはいても、少々おおげさに驚きを表現するときに使う言葉。(静岡県・45歳・女)
 ※「本当は~」の部分がすばらしい。さすが年の功。我が静岡県のおばさんに拍手~っ!

はじける ①地味な人や暗い人、おとなしかった人が、何かを契機に明るく、派手に変身すること。何かが弾けたように、急に殻を破って変わる様子から。「あの子大学入ってから、随分はじけたよね」(福岡県・26歳・女)②若さに満ち溢れた勢いによって興奮状態となること。若者が自分たちのテンションを盛り上げる時によく使う。「来週の体育祭りにはみんなではじけようぜ!」
 ※これには明鏡国語辞典の編者にして、この本の監修もしている北原保雄先生も「語釈が秀逸です」と絶賛しています。この他にも秀逸な語義には事欠かないので、実際にその目でお確かめください。

だきょる 「妥協する」の省略。「妥協した」というよりも「だきょってしまった」と言うほうが深刻に聞こえない。「今日はだきょったけど、明日からはだきょならない」◆ただし使い過ぎると妥協することに何にも感じなくなるので注意。
 ※これは語義よりも"◆"以降の注釈が秀逸ですね。

●きたはら先生コメント
 ※明鏡国語辞典の編者にしてこの本の監修者の北原先生が時々表れてコメントします。そのコメントもなかなか味があります。

びみょい【ビミョい】 (語釈省略)<きたはら:「コクい(酷)」「ザツい(雑)」などと同様、漢語を形容詞にしたものです。漢語は「微妙だ」「酷だ」のように形容動詞になるのが普通です。漢語を簡単に形容詞化するのは若者言葉の一つの特徴ですが、ちなみに平安時代は形容詞の生産力が強く、「執念し」「労々じ」「骨々(こちごち)し」など多くの漢語形容詞が作られています>
 ※北原先生、真面目に解説しています。それにしても、平安時代にもどんどん新語を作る若者がいたんですね。それを苦々しく思う大人もやっぱりいたんでしょうね。

ちゃけば  「ぶっちゃけばなし」の略<きたはら:「話」を「すばな(素話)」のように「はな」と略す例は見られますが、ここはさらに省略して「ば」。「ぶっちゃけ」を「ちゃけ」と省略するのもすごい。「てか、ちゃけば~」となると、もう日本語ではないですね>
 ※さすがの北原先生もお手あげ状態です。

パ【パ】「中途半端」の略。<きたはら:すごい省略ですね。理屈では説明できません>
 ※同上。

はんぱない【半端ない】 (語釈省略)<きたはら:・・・・それにしても「半端ない」は「半端がない」のように受け取られて落ち着かない半端な言い方ですね>
 ※先生、怒ってます。怒りながらも親父ギャグを飛ばしてます。

●わかる?編
 ※最後は皆さんへのクイズです。次の言葉の意味はわかりますか? 答えは7月28日(土)に。

「ジテコ」「シブシブ」「じもる」「しゃきる」「ソック」「タコる」「与謝野る」

【じっちゃんの評価:★★★★】

P.S. この続編が計画されているようです。私絶対に買います!

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COMMENT

こんばんは^^
これは面白そうですね。
読んでるときっと吹き出してしまいそうです(^_^)

シンさん、おはようございます。

ほんとに吹き出しますよ~。
これは毎日すこしずつぼちぼちと楽しむのがおススメです。

タジタジです。。。

日本で若者が独特の抑揚で話してるのがちょっと耳障りでしたけどそれどころの騒ぎじゃないですね!
1300点ですって~?!
例に出されたものの内、分かったのはひとつもありませんでした~。

帰省する時は一冊買わなくては若者と会話が出来なくなりそうですね~。

>日本で若者が独特の抑揚で話してるのがちょっと耳障りでしたけど
そうでしょ。私も聞いててイライラすることしばしです。

>例に出されたものの内、分かったのはひとつもありませんでした~。
ご心配なく。我々(日本人の大人)も分かりませんから。

ぷは。いいですねー。
もともと辞書を読むのは大好きなので、この手の企画モノはツボですよ。新解さんとはまた違った趣がありますねぇ。

仁香さん、おはようございます。
辞書を読むのがお好きなら、この本は超おススメですよ~。
新解さんも面白かったけれど、あれは新明解に載ってる
言葉の語釈にツッコミを入れるというものですからね。
こっちは、辞書に載っていない言葉を解説するというんですから
ちょっと違います。

おじゃまします。
こうやって言葉って作られていくんですね。
私も事典らしき物を幾つか読んで感じた事は
新しい言葉と思ってたのが実は江戸時代から
使われてた言葉だったりで驚きました。

もしかして数百年のちに
じっちゃんさんオススメのこの事典の中の言葉が
さも新しい言葉のように
バンバン使われてるかもしれないですね。^^

おっと忘れてました。
テンプレ渋くて^^bです。

たまの猫さん、おばんです。

いつの時代も若い人が新しい言葉を作っていくんでしょうね。
そして、いつの時代も、年寄りはそれを苦々しく思っているんでしょう。

>じっちゃんさんオススメのこの事典の中の言葉が
>さも新しい言葉のように
>バンバン使われてるかもしれないですね。
そうでしょうね。江戸時代には顰蹙を買っていたであろう言葉が
今バンバン使われているであろうようにね。

テンプレお褒めいただきありがとうございます。
(ほ、褒めているんですよね?)

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