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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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シャーロック・ホームズを原書で①-『冒険』


Arthur Conan, Sir Doyle / Wordsworth Editions Ltd(1997/09/01) ¥525
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『シャーロック・ホームズの冒険』を原書で読み始めたのが昨年の7月。9ヶ月弱でようやく読みきりました。写真は今一番売れ筋のものを掲載していますが、実際読んだのはこれではありません。最初は『The Original Illustrated "Strand" Sherlock Holmes』なるホームズもの全作品を集めた本で読み始めました。ところが、そのうちWebにこんなサイトがあるのに気づきました。なんとここではシャーロック・ホームズの全作品がタダで入手できるのです。しかもオリジナル・イラスト付き。ホームズものの著作権が切れているからこそできる芸当なのですが、それにしてもいい時代になったものです。このサイトの存在に気づいてからはこのサイトを印刷したもので読むようになりました。

前置きはこれくらいにして本題に入りましょう。

--------------------
シャーロック・ホームズの英語は、"Please"の代わりに"Pray"が、"except"の代わりに"save"が使われていたり、"tomorrow"が"to-morrow"と表記されていたりで若干時代(19世紀!)を感じさせますが、凝った構文や言い回しがあまりないので思ったより難しくなく大変読みやすい英語でした。

内容も、現代の眼で見ると本格ミステリとしては確かに物足りない面もあるのですが、ドイルのストーリーテリングの巧みさでどの作品もぐいぐいと読まされます。奇妙な謎で惹きつけられ、その謎が解けていく過程にわくわくさせられ、ホームズとワトソンの冒険にはらはらさせられ・・・・。物語の面白さを堪能できます。

ホームズとワトソンという主人公が魅力的なのはもちろん、登場する人物のキャラもきちんと立っているのに感心させられます。会話もダイナミックでいきいきしていますし、各場面場面でもその情景がありありと頭に浮かびます(豊富なイラストがそれを助けている面もあるかもしれません)。今さらながらコナン・ドイルの描写力の確かさとストーリーテリングの巧みさにうならされる思いでした。さすがに名作と言われるだけあります。

この『冒険』は名作中の名作である「赤毛連盟」や「まだらの紐」他粒ぞろいの作品が勢ぞろいしています。各作品ごとの私の評価を以下に示します。大絶賛の割には評価が辛いように思われるかも知れませんが、現代の眼で本格ミステリとして評価するとどうしてもこうなってしまいます。ちなみに、「ボヘミアの醜聞」は作品としては★2つですが、ホームズにとっての永遠の人「あの女」が登場するということで★3つとしました。

A Scandal in Bohemia (ボヘミアの醜聞) ★★+★
The Red-headed League (赤毛連盟) ★★★★
A Case of Identity (花婿失踪事件) ★★
The Boscombe Valley Mystery (ボスコム谷の惨劇) ★★
The Five Orange Pips (五つぶのオレンジ種) ★★
The Man with the Twisted Lip (唇の捩れた男) ★★★
The Adventure of the Blue Carbuncle (青い紅玉) ★★★ 
The Adventure of the Speckled Band (まだらの紐) ★★★★
The Adventure of the Engineer's Thumb (技師の親指) ★★
The Adventure of the Noble Bachelor (花嫁失踪事件) ★★★
The Adventure of the Beryl Coronet (緑柱石宝冠事件) ★★
The Adventure of the Copper Beeches (ぶな屋敷) ★★

【じっちゃんの評価:★★★☆】

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COMMENT

おじゃまします。

ホームズは全部読みました。
勿論訳したのですけど・・・
やっぱじっちゃんさん。原書で読めるなんて凄いです。
原書の臨場感は一味も二味も違うんでしょうね。
それが味わえるなんて良いですね。
英語の超苦手な私にしたらも~う尊敬の眼差しです。

うちに英語はまったく縁が無いはずなのに
なぜか2001年宇宙の旅とスタートレックの
原書があるんですわ~
たぶん。旦那さんのでしょうけど・・・
本人も英語が得意じゃないって言ってましたから
何処まで読んだ事やら・・・
まっ、清水の舞台から飛び降りたつもりで、まずはそこから
始めてみようかなぁ・・・です。^^;

辞書は・・・

さすがじっちゃんさん。英語の勉強もおさおさ怠りなく、ですね。
ところで、原書で読むときって、辞書片手ですか?
それともわからない単語はそのままにして、前後のつながりで見当つけて読み進むほうですか?

原書の読み方としてはどっちが効率的なのかしら。

たまの猫さん、おむすびさん、おはようございます。

v-34 たまの猫さん
ホームズ全部読まれたんですか! そりゃすごい!
私は短編集も長編も半分以下しか読んでません。
これから全作品制覇しようというところですが。

原書で読むと翻訳で読むより何割がたか面白いとよくいいますし、
実際私もそういう感じを持っています。なぜなんでしょうね。
源氏物語は英語で読むより日本語で読むほうが面白いであるだろうように、
やはりその言語でしか表現できないニュアンスを翻訳では移しきれない
面があるんでしょうね。それと、英語で読むと物語を楽しむ面白さの他に
英語として面白い表現を発見したり、覚えたばかりの単語に遭遇して
うれしくなったりと、そういう勉強としての楽しさもありますしね。
たまの猫さんもぜひ清水の舞台から飛び降りられんことを!

v-34 おむすびさん
私は辞書を引き引き読んでます。ただし、全部の単語を引くわけではなく、
以下のような単語についてのみ引きます。

まず、①文脈から簡単には推測できない・・・・ことが必須条件で、
かつ以下のいずれかがあてはまるもの。
②キーワードであって、それが理解できないと物語を楽しむのに支障がありそうなもの
③文中に繰り返し出てくる単語
④以前覚えたはずなのに忘れてしまった単語

こんなところですかね。

「辞書を引くのは本を読む楽しみを損なうので引かないほうがいい」と
すすめる方が多いですが、私は反対です。

分からない単語を分からないまま放置してちんぷんかんぷんになる方が
私には苦痛で本を読む楽しみを損なってしまいますし、
「分からない単語は文脈で推測せよ」なんて言われても、
そうできない場合の方が多いです。
また、辞書で引いたほうが単語を覚える意味でプラスです。
それに、今は電子辞書なので引くのも楽チンですからね。

もっとも数行に一度の頻度で辞書を引かなきゃならないとなると、
そりゃ苦痛ですから、そういう場合には「この本は私には
レベルが高すぎる」と考えて途中放棄します。

Webで読んでます

じっちゃんさん、初めまして。
私も Camden House サイトを見つけて感動しました!
無料というのももちろんありがたいですし、Web上だとコピペでWeb辞書・Web翻訳・Web検索も簡単で、ほんと便利な時代になりましたよねぇ!

さて日本語訳だと短編はすぐ読めるのですが、英語だとなかなか…。
数行でもうダメです(><)!
その数行を自分のブログのネタにしているんだからいいですけどねー。
いつかはすらすらと原文を読めるようになりたいものです。

そう言えば、横溝正史が戦時中、カーの原書を読んで影響を受けた、って話は有名ですが、戦後続々と訳される様になったので、邦訳で読んだら面白くなかった、と、なにかのエッセイで書いてました"(^^;"。
やはりカーは、原書で読むべきなんでしょうか?

初めまして、本の本による本のためのBlogを書いております。Mr.O→Kです。先日はコメントわざわざありがとうございました。
このたび、リンクをはらせていただきました。何か問題等ございましたら、連絡していただけると幸いです。
じっちゃんさんには、感想の書き方など学ばさせていただいてるところが多いので今後も拝見させていただくことになるとおもいます。
どうぞ、よろしくおねがいします。

話は変わりますが、じっちゃんさんは原書も読むんですか、すごいっすね。
邦訳されたものしか読めない自分は・・・。
ただ、いつかは読んでみたいです。
こういう、著作権切れで公開されてるものは他にもあるんでしょうかね?
中々面白そうなんですが。

ぐうたらぅさん、はじめまして。
(おもしろいHNですね!)

ほんと、ネットの進化はめざましく、驚きと喜びの毎日です。

>いつかはすらすらと原文を読めるようになりたいものです
そのためには、とにかく多読することですね。
それと、単語を覚えること、文法を再勉強することも必要ですね。
えらそうな言い方ですみません(^∧^) 

ところで、ぐうたらぅさんのブログ拝見させていただきました。
ホームズがお好きなんですね!
Yahoo!動画で例のホームズのドラマが見れるなんて初めて知りました。
早速『ボヘミアの醜聞』を見させていただきました。
他にもお得な情報があったら教えてください。

今後ともよろしくお願いいたします。

Mr.O→Kさん、(ここでは)初めまして。

リンクの件、承知いたしました。まったく問題ありません。

>じっちゃんさんには、感想の書き方など学ばさせて
>いただいてるところが多いので
ありがとうございます。照れるなあ(*^ - ^*)ゞ ポリポリ

>どうぞ、よろしくおねがいします。
こちらこそよろしくお願いします。

原書もまた原書なりの楽しみがあります。
『ダヴィンチ・コード』は邦訳が出る前に読んで優越感を
感じておりました。

>著作権切れで公開されてるものは他にもあるんでしょうかね?
日本では「青空文庫」(http://www.aozora.gr.jp/)が
有名です。明治・大正・昭和初期の文学を中心に公開しています。
他にもたぶん沢山あると思います。今度探してみましょう。
(今調べたら海外ではProject Gutenbergてのが老舗みたいですね。)

たかさん、おはよです。
そういえば、横溝正史、そんなこと言ってましたね。
そっかぁ、カーも原書で読むという手があるか。
苦手なカーですが、原書で再チャレンジしてみようかな。

返答遅くて申し訳ございません。
わざわざ、紹介してくださいましてありがとうございます。
Project Gutenberg、行ってみます。
読めるかはわかりませんが笑

Mr.O→Kさん
どういたしまして。
そうだ、私もProject Gutenberg、調べなきゃ!

カテゴリーのおかげで凄いものをみつけました!
リンクしてくださったサイトのChapter1(7ページ)をプリントアウトしました。

ですけど、辞書をひきひきではニュアンスがつかめません。
何十回も読まなければ、あの独特の雰囲気はつかめませんね。
残念です!

じっちゃんはいいですね~!原語で読めて・・・!!!

シャーロック・ホームズもポアロもだ~い好きなんです!

ピーター・ヘイニングの書いたNHK版(テレビ)の
「シャーロック・ホームズの冒険」と
「名探偵ポアロ」の写真や絵を一休みのときによく眺めています。

BBSに、ベーカー街のホームズの家の屋根裏部屋で撮った写真をアップしたことがあるんですよ。

ホームズの
「THE CROOKED MAN」(曲がった男)や
「THE SPECKLED BAND 」(まだらの紐)は大好きです。

このページはリピーターになります。

ケイさん、おはようございます。
自分が工夫したことが早速役に立って
こんなにうれしいことはありません。

外国の本は原書で読むと一味違った楽しみがあります。
翻訳本より格段に面白いという人も少なくありません。
ケイさんもぜひその世界にはまってください。

ケイさんがホームズとポワロの大ファンであることは
HPの記事で知りました。
この間ご訪問したときに知っていれば
この話題で盛り上がったのにね。
今度お会いしたときにはこの話をたっぷりしましょう。

ケイさんのこのコメントで「洋書」も作家別に分類すべきと
思い立ち、早速やってみました。いかがでしょう?

また、最近他の勉強本を読んでいて洋書から少し遠ざかっていたのですが、
このコメントをみて久々にホームズに挑戦して見ることにしました。
ということで『The Sign of Four』の第一章をプリントアウトしました。

また、クリスティーも久々に読もうかなという気になりました。
ポアロもの第一作の『The Mysterious Affair at Styles』が
未読なので、それを読もうかな。

思い立ったらすぐやるところが私と同じです。
でも、最近すぐやりたいのにできないことが増えてきました。
ま、それはそれで急ぐこともないのですから・・・。

「じっちゃんの誤読日記」は
私の中では「じっちゃんの本棚」なっています。
じっちゃんの本棚で探したら、ホームズの『The Five Orange Pips』が記憶にないので読んでみようと思いました。
>肩透かし気味・・・とおっしゃっていて、又★★ですが・・・。

原書は無理です。
>ケイさんもぜひその世界にはまってください。
はまりたいのはやまやまなので、自分流の読み方を工夫します。
まず、分からない言葉がでてきても無視してサッと通してよみます。
次に分からない言葉を辞書でひきながら読みます。
三度目に又通して読む。
という方法で挑戦してみます。

比較的分かりやすい英語だとは思いますが、1冊読むのにどれだけ時間がかかることやら~^_^;

見やすいカテゴリーありがとうございます
本屋さんに行く前にじっちゃんの本棚で探せます。(^_^)v

「じっちゃんの本棚」ですか。
すかすかの本棚で気が引けます。
(ブログを始めてから読んだ本しか入っていないのでしかたないですが)

原書へのチャレンジ、ゆっくりあせらず試みて下さい。
日本語がいいなら「青空文庫」にもドイルの作品ありますよ。
⇒http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person9.html#sakuhin_list_1

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