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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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英単語猛特訓中(その2:語源法の巻)

前回のつづきです。書いてはみたものの、我ながらあまり面白くないんでボツにしようかと思ったんですが、せっかく書いたのでそれも忍びなく※

<前回までのあらすじ>
英検1級へのチャレンジを再開したじっちゃんは、語彙力が合格に向けての最大の難関と見て『Pass単1級』『Pass単準1級』を素材に単語帳による丸暗記方式ボキャビルを開始したのだった。しかし、覚えるべき単熟語の数の多さに愕然となったじっちゃんは、これまで封じていた秘技、語源法、語呂法を用いることを決断したのだった。

さて、前回単語帳について「エクセルを使って表を作り、最初の欄に英単語(または英熟語)を、次の欄にその意味・用例などを書きます」とあっさり書いたのでありますが、これが曲者。「『Pass単』に全部書いてあんだから、それを書き写すだけでいいじゃん」と思ったあなた、あなたはまだまだ英語の達人にはほど遠いですな、ふっふっふっ。

「英単語(または英熟語)」、これはいいでしょう。間違いようがないですからね。さて「その意味」。これが曲者。『Pass単』には時々どうももとの意味から少しずれた意味が書いてあることがあるのです。だから辞書にあたらねばなりません。

でも、今は便利な世の中になりました。

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オンライン辞書があります。私の贔屓はYahoo!辞書。プログレッシブ英和中辞典と新グローバル英和辞典の両方が同時に引け、結果を見比べられるのがいいです。私的には新グローバル英和辞典の絞り込んだ簡潔な語釈が好みですね。この辞書で『Pass単』の語釈の確認および補足を行います。

次にその単語の用例を書き入れます。この用例も単語を覚えやすいような用例にする必要があり、私は一工夫しているのですが、話が長くなるのでその話は割愛します。

さて、単語を覚えてかつ定着させるってのは、皆さんも経験がおありだと思うのですが、たいへん大変です。そもそも最初に覚えることができないし、苦労して覚えたと思って後日確認するとほとんど忘れていて愕然とする・・・・の繰り返しでイヤになってしまいます。

その事態を打破するためには、何か新しい手を考えなければいけません。・・・・というわけで採用することにしたのが語源法と、語呂法。いずれも、これまでは面倒なのと、効果に疑いを持っていたことから敬遠していたもの。しかし、こう切羽詰ってくるともう藁にだって何だってすがっちゃいます。

では、まずは語源法から。

これは文字通り単語の成り立ちを手がかりにして単語を覚えようというもの。具体的には、単語を共通部品(複数の単語に共通する部品という意味。いわゆる接頭語、語幹、接尾語など)に分解して、個々の部品の意味の組合せから単語の成り立ちを死って記憶の助けにしたり、あるいは知らない単語に出くわした時にその意味を推測する手がかりにするものです。

論より証拠。例を挙げましょう。

皆さん、『E.T.』という映画をご存知ですよね。異星人と地球の子どもたちとの交流を描いた映画ですが、あの題名の"E.T."というのは"extraterrestrial"(異星人)の略語です。この単語からは"extra"、"terr"、"ial"という3つの部品が抽出できます。

このうち"extra"というのは「~の外の」という意味の接頭語、"ial"というのは形容詞を作る接尾語です。さて、残るは真ん中の"terr"(語幹)ですが、武宮恵子さんの漫画に『地球(テラ)へ』という名作がありますよね、あのテラです。すなわち「地球」または「大地」という意味。したがって "extraterrestrial"は「地球の外にいる(もの)」という意味になります。「地球の外にいるもの」って、ずばり異星人ですよね。

さて、このようにして"extraterrestrial"の成り立ち(語源)がわかり、これで二度と "extraterrestrial"の意味を忘れることはないでしょう。でも、これで満足していてはダメ。折角覚えた部品を活用しなければなりません。

例えば、"extraordinary"という単語があります。この単語は「異常な」という意味ですが、"extra"と"ordinary"という2つの部品から成り立っています。ここで"ordinary"という単語が「通常の」という意味であることを知っていたとすると、それに"extra"(~の外の)という部品がくっついたわけですから、"extraordinary"は「通常の外の⇒通常から外れた⇒異常な」という意味であろうことが推測できます。

語源法のいいのは、このように、自分の知らない単語であっても、その部品からその意味を推測できることです。これは、どんな単語が出てくるか分からない英検1級(出題単語の範囲なんて決まってないですからね)では強い味方になります。

"extra"関連では他にも以下のような単語があります。

 extragalactic: 銀河系外の(galactic=銀河系の)
 extra-large: 特大の
 extra innings: 延長戦
 extramarital: 婚外の(marital=結婚の)

また、"terr"では以下のような単語があります。

 ・Mediterranean: 地中海(medi=~の真ん中)
 ・subterranean: 地下の(sub=~の下)
 ・territory: 領土、地域

実は、犬のテリア(terrier)も"terr"から来ているんですよ。テリアはもともと猟犬でアナグマなどの土の中に住む動物を土を掘って狩るのが得意だったので、"earth dog"という意味で"terrier"と名づけられたそうです。「へえ」ですよね。

このように単語の語源を調べていると「へえ」「なるほど」ということがいっぱいあって、非常に興味深いとともに、その「ワンダー」が記憶の助けになってくれます。もちろん、先ほども申し上げたように、知らない単語でも、その部品からその意味の推測がつくことも少なくありません。

このように、今まで敬遠していた語源法ですが、語彙力強化にはとても力を発揮することがわかりました。

ただ、残念ながら、この語源法も万能ではありません。次のような難点があります。

①語源のよくわからない単語が結構ある。
②部品が元の形から変形して似ても似つかない形になっていることがある。(その単語を見てももとの部品がわからない)
③語源がわかっても、同じ語源の単語が他にないか少ないものがあり、応用がきかない場合がある。
④部品の数が多く、とても全部は覚えられない。
⑤部品を組み立てた結果から合理的に推測される意味とかけ離れた意味になっているものがある。
⑥同じ部品でも複数の意味があり、ある単語を見た場合、それらのうちのどの意味で使われているのかわからないことがある。中にはまったく逆の意味で使われる部品もある。

①~④は語源が単語を覚えるヒントにならないというだけですが、困るのは⑤と⑥。部品から推測した単語の意味が実際の意味と違ってくるので、混乱します。部品から推測される意味(=実際の意味と違う)が頭から離れてくれなかったりして。

⑤の例としては例えばreproachという単語があります。

re=back(戻る)またはagain(もう一度)、proach=近づく⇒「近づき返す」⇒「仲直りする」「縁りを戻す」というような意味が想像されますが、実際の意味はまったく逆の「非難する」です。ね、混乱しかねないでしょ?

⑥の例では"ab-"という接頭語。to(向かって)という意味と、away(から離れて)という真逆の意味があります。

こんな難点があるので、語源だけに頼ってもうまく行きません。そこでもうひとつの技法「語呂法」の登場です。この「語呂法」も私が今まで敬遠してきた技法です。

※未完。「語呂編」に続く・・・・かないかな※

★おまけ★語源法に便利なサイト
アルクの「語源辞典」: 単語を入力するとその語源を教えてくれます
宮前一廣の英語と日本語の窓: 「英語語源辞典」というコーナーに英単語の部品表(接頭語、接尾語、語幹とその意味、単語例を載せたもの)があります。これは私が今まで見つけた中で最も完璧な表です。他にも語源や英語に関するお役立ち記事が満載。

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COMMENT

こんばんわ!

学問に王道なし、 と言いますけど、こつこつとお勉強なさってますねぇ。

>>>>>「単語を覚えてかつ定着させるってのは、・・・・・そもそも最初に覚えることができないし、苦労して覚えたと思って後日確認するとほとんど忘れていて愕然とする・・・・の繰り返しで」<<<<<

じっちゃんさんでさえもそうですかぁ・・・

BIG words であればあるほど使用度が低いですから、ね。
使わなければ忘れちゃいますよ、 ね・・・

応援しておりま~す!

おもしろい!

いやあ、おもしろいですよ。
なるほど!とおもうことばかり。
単語の暗記も丸暗記よりぜったいいいですよね。
こういう語源がいくつも隠れてる単語って、BIG wordsっていうんだ!
へえ!またひとつ新しいこと覚えたよ。

梓の小鳥さん、おはようございます。

もうこつこつしかないです。ほんと王道はありません。

>じっちゃんさんでさえもそうですかぁ・・・
私はもともと記憶力はあまりよくない方で。
特に丸暗記はダメです。
従って単語の暗記は苦痛そのものなんですが、
苦痛に対する耐性があるのが私の取り柄でしょうか。

応援ありがとうございます。あと二ヶ月がんばります。


まーめさん、おはようございます。

>いやあ、おもしろいですよ。
ありがとうございます。
じゃあ、語呂法編も書いちゃおうかな。

Big Wordsというのは、正確には、使われる頻度の少ない、日常会話で使うとちょっと大げさなことばのことですね。日本語で言えば難しい漢語(例えば「八面六臂の」とか)のようなものですかね。Big Wordsは通常語長が長いので、確かに複数の語源が隠れていることが多いですね。

まーめさんにはいつも励まされます。ありがとう。

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