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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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痛快面白本! 

◆本のデータ◆
*タイトル:
"Freakonomics; A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything"
(訳書:『ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する』)   
*著  者:
Steven D, Levitt, Stephen J. Dubner
*出 版 社:
PENGUIN BOOKS (and others)
(訳書:東洋経済新報社(2006/04/28))
*価  格:
£4.99(¥850)(訳書¥1,890)


いやあ、実に痛快で面白い本だった。

--------------------
ほらよくあるでしょ。いわゆる「識者」ってやつが、テレビや新聞で、自分の「常識」だけでもって勝手な論評をすることが。いわく、「昔に比べて世の中悪くなった」とか「若者の凶悪犯罪が増えている」とか「キレル子供は食生活がよくない」とか。

そんなのを聞いていると、「お前らエラソーに言ってるけど、どこに根拠があるんだ。言ってみろ!」って言いたくなる。テレビだったりすると、実際テレビに向かって毒づいたりしている。

彼らの言い分には何のデータも科学的根拠もないことが多い(※1)。にもかかわらず(データや根拠なんてことにまったく思いを馳せずに)「自分だけがわかってる」てなしたり顔で得々と持論を述べている「識者」とかマスコミ関係者を常日頃苦々しく思っていました。

※1:「じゃあ、お前がそういう根拠はなんだ?」と突っ込まれそうだけど、詳しく説明している紙幅がないので、根拠を知りたい方は以下の本を読んでください。いずれもめっちゃ面白い本で、特に『「社会調査」のウソ』はもはや名著です。
  『「社会調査」のウソ』(谷岡一郎、文春新書、725円)
  『日本人のしつけは衰退したか』(広田照幸、講談社現代新書、735円)

この本("Freakonomics"または『ヤバい経済学』)ではそうした「識者」(もちろん日本のではなくてアメリカのだけど)の論評のあり方を強烈に皮肉りながら、データに基づき、科学的分析(主として統計分析)を駆使して、それら識者の意見を次々とくつがえしていきます。それだけでも痛快で面白いのに、さらにはその裏にある驚くべき真相が明らかになるってんだからこたえられません。「これのどこが経済学なの?」とは思っちゃいます(※2)が、そんなことに関係のない痛快面白本としておススメします。

※2:それでも経済学らしいです。詳しくは本を読んでください。実際、著者はこの本に書いていることを経済学の論文として発表してるそうな。

って、ここまで書いて、興奮のあまり自分の感想だけをしゃべって本の内容にほとんど触れてないことに気づきました。以下ネタバレにならない程度に(※3)本の内容を紹介しましょう。

※3:新聞やインターネットの書評には注意! 本書のキモとなる議論をすべてばらしているものがあり、せっかくの楽しみを奪われる場合があります。

●内容紹介●
☆Amazonに掲載されている「出版社の紹介文」をベースにしています☆

経済学なんて知らなくても楽しめる、全米100万部超のベストセラー。アメリカに経済学ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳。

1990年代米国では若者による凶悪犯罪が激増するとの識者の予測に反して、米国内のあらゆる場所で犯罪が激減した。識者は自治体の防犯対策、取締りの強化、警察力の増強、高齢化、銃規制、経済の好転等をあげたが、著者はそのどれも間違いと言う。犯罪激減の陰にある本当の要因は?

他にも、不動産屋は自宅を本当に高く売ってくれるのか? 銃は本当に危険か? 相撲に八百長は存在するか? 学校の先生もインチキをするか? 出会い系サイトの自己紹介の真実度は? など興味深いテーマを提起。ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞した若手経済学者のホープが、経済学の理論と手法を使ってこれらのテーマに潜む真実をあぶり出し、我々の通念をひっくり返しつつ、経済学の基礎となるインセンティブの概念を明らかにする。
--------------------(内容紹介終わり)--------------------

ところで、じっちゃんはこの本を原書(原題:Freakonomics: A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything)で読みました。単語はちょっと難しいので辞書が必要でしたが、構文はそれほど難しくないので、中級の上クラスの人なら読みこなすのにそれほど苦労はいらないのではないでしょうか。

【じっちゃんの評価:★★★★☆】

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COMMENT

こんにちは。ご来訪&コメントありがとうございます。
確かにテレビのコメントなどは、あてになりませんね。ご紹介の2冊にパオロ・マッツァリーノ「反社会学講座」を入れると完璧だと思います。

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