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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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聖女の島

◆本のデータ◆
*タイトル:『聖女の島』(『花の旅・夜の旅―昭和ミステリ秘宝』(扶桑社文庫))所収
*著者:皆川博子
*価格:780円

ごめんなさい。この本はじっちゃんには理解不能でした。

綾辻行人、服部まゆみ、日下三蔵、千街晶之といった錚々たる面々が絶賛している(※1)というのに。

※1:一例:「『聖女の島』こそは、読者から言葉を奪い、読後ただ茫然たる心地に追いやる、数少ない小説のひとつである。そして、本書は読者から選ばれるのではなく、厳然として読者を選び返す類の、稀有な小説でもある」(千街晶之『怪奇幻想ミステリ150選』より)

じっちゃんは皆川さんには選んでいただけない類の読者だったんでしょうね。

かつては炭鉱町として栄えたが今は廃墟と化した孤島。その孤島に、修道会がつくった、非行少女たちばかりを集めた矯正施設があり、物語はその女性園長の視点で描かれます。

その島にひとりに修道女がやってきます。事故で何人か死んだはずの少女が全員そろっているという幕開けから物語の将来が暗示されます。錯綜する記憶、矯正員たちの矯正員とは思えぬ言動、少女たちの不気味な行動、女性園長に迫り寄る狂気(?)、なぜか事態を冷たく傍観するだけの修道女と、読者を疑問と不安と不気味さで包み込みながら物語は"驚愕の"結末へと進んでいきます。

この物語の世界にいったん入り込んでしまえば、甘美と狂気の世界にひたることができるのでしょうが、じっちゃんは最後まで酔っ払いの中にひとり混じったしらふの人間のように取り残されたままでした。

皆さんのおっしゃる「驚愕の結末」も何が驚愕なのかさっぱりわかりませんでした。たぶん悪いのは作者ではなく、頭ないしは感性が鈍いじっちゃんの方でしょう。どなたか、この小説の結末のどこが驚愕なのか教えていただけないでしょうか。

【じっちゃんの評価:★★】
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COMMENT

わたしも・・・この作者の本を賞賛する帯みて
読んだけど、感覚的についていけず、途中でやめたことがあります。
まあ、「絶対いい!」って薦められても好きじゃないものに時間を割くのはもったいない。
「猫村さん」面白そうなので、№2からじゃなく、
№1が届くのを待っています。

本の評価って難しいですよね。

『流星ワゴン』のようにみんなが大絶賛している本を僕や少数の人がまったくひ評価できないこともあるし、逆に僕が大傑作と持ち上げた本を他の人はまったくつまらないと思うかもしれないし。

結局、本に対する評価って作品そのもののできもそうだけど、それを読む読者のありよう(性格、育ち、家庭のあり方、思想などなど)に大きく左右されるわけですから。

でも、そこがまた読書や書評、ひいては人間の面白いところなんですよねー。

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