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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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アフター英検1級 ~リスニング力強化中~

X Minus OneDragnetMystery Theatre

英検1級に合格した瞬間喜びとともに感じたのは「こんな実力で『英検1級です』なんて言っていいもんだろうか」という戸惑いめいた感慨です。

基礎力(語彙、文法)、インプット力(リーディング、リスニング)、アウトプット力(ライティング、スピーキング)・・・どれを取ってもまだまだ満足できるレベルからは程遠い実力ですが、中でも特に強化の必要性を痛感させられるのはリスニング力です。

実力的にはライティング力やスピーキング力の方が酷いとは思うのですが、これらは今の状況では使う場面がほとんどないため切実な問題となりません。それにライティングやスピーキングは自分の能力の範囲で表現できることを自分のペースで表現すればよい(思ったことを的確に表現できないもどかしさはあるにせよ)のに対し、リスニングは相手が相手のペースで話してくることを理解することが求められます。

--------------------
リスニングでも、会話なら相手が日本人ということで多少手加減してくれるので何とかなることが多いのですが(※)、ニュースや映画、テレビドラマは当然のことながら相手が日本人だろうが何だろうが手加減なしです。英語を勉強するものとしては、そういう手加減なしの英語を聴き取れるようになりたいではありませんか。
 ※ これもいつもそうとは限りません。仕事でネイティブとやり取りした経験から言うと、
   普通の状態では相手もこちらの顔色を伺いながら話をしてくれますが、議論が
   白熱してきたり、ネイティブ同士の会話だったりするともう容赦なしです。

では、「手加減なしの英語を聴き取りたい」私の実力はどんなものでしょうか? 以下、リスニング対象物ごとに、以下の評価基準で私の実力を示してみましょう。
   ◎: 100%近く聴き取れる
   ○: かなり(実用に差し支えない程度に)聴き取れる
   △: 聴き取れない部分が多いものの話の骨子はなんとかわかる
   ×: ほとんど聴き取れない

では、これがじっちゃんのリスニング力だ!
   ・自分が加わった日常会話(※) ⇒ ○(/◎?)
   ・他人同士の会話 ⇒ △/×
   ・普通のスピードのニュース(e.g. NBC) ⇒ ○
   ・速いスピードのニュース(e.g. CNN) ⇒ △
   ・映画・テレビドラマ(子供向け) ⇒ ○
   ・映画・テレビドラマ(一般人向け) ⇒ ×/△ 

英検1級と言ったって、こんなもんです。もっとも、これはあくまで私の場合であって、他の1級取得者の方はもっと実力があるのかも知れません。

この中で特に悔しいのは、一番最後の「映画・テレビドラマ(一般人向け)」の「×/△」。「映画を字幕なしで楽しめるようになる」というのが当初からの目標のひとつなのに、いまだに達成できていないので。

そこで、英検1級合格という目標を達成した今、今度はこいつに挑戦しようと思っています。ホントはビデオでたくさん映画を観るのがいいのでしょうが、わけのわからないものを長時間観続けるという苦痛に、軟弱者の私は耐えることができません。かといって字幕付きで観ていてはついつい字幕に頼ってしまい、勉強になりません。はて、どうすればいいでしょうか?

すぐに思いついたのはiPodを利用すること。これまで、特に英検1級の勉強ではもっぱらNBCやCNNのニュースを聴いていたのですが、ニュースは何とか聴き取れるレベルにはなってきたので、ニュースの代わりにドラマを聴くようにすればいいのではないかということです。iPodのいいのは「ながら」で聴くことができることです。ビデオでは集中的に観なければいけないのに対し、iPodでは例えば歩きながらでも聴けるので、分からない時の苦痛度が小さいように思えます。それに耳だけが頼りのドラマの場合は、映像と異なり、聴き取りやすさに対する配慮が期待できそうです。

で、「善は急げ」ということで早速iTunes Store(※)に行ってあれこれ探してみました。ところが。ニュースや英会話レッスン、英語でのおしゃべりのようなものはいくらでもあるのですが、私が求めているドラマはまったくありません。ハタと困ってしまいましたが、そのとき「餅は餅屋」ということでアメリカのストアに行ったらどうかと気がつき、それを実行することにしました。
  ※ iPodにダウンロードできるコンテンツを無料/有料で提供しているオンライン・ストア。

iTunes Storeのホームに行くと、一番下に「Storeを選ぶ」というボタンがありますので、そこで"United States"を選びました。すると・・・・あるわ、あるわ。豊富な品揃えで頭がくらくらするくらい。ところが。

あれこれ品定めをしてようやくひとつ選び出し、はりきって購入しようとしたら、今持っているiTunes Storeのアカウントは日本のストアでしか使えないというのです。ならばということで、アメリカのアカウントを取得しようとすると「お前はもう既にアカウントを持っているではないか」と怒られるのです。メルアドがアカウントIDになるので、違うメルアドで登録すればいいのかも知れませんが、その時はそこまでする気にはなれませんでした。

途方にくれたのですが、その時「無料のPodcastならどうだろうか」と思いつきました。そこでメニューにある"Podcasts"をクリックしてみると、うれしいことにたくさんのコンテンツがあります。ニュース、トークショー、コメディ、音楽、ビジネス、教育、子ども、家族・・・・。それらをあれこれ眺めているうちに"TIME CAPSULE"というカテゴリが目を引きました。クリックすると、古いラジオ番組がずらっと並んでいます。見た瞬間「これだっ!」と思いました。有名・無名(無名と言っても、日本ではという意味ですが)の番組がずらっと並んでいます。

その中からよさそうなものを選んでSUBSCRIBEしてしばらく聴き、気に入ったものを残す・・・ということを繰り返して、結局最後に残ったのが冒頭の写真に掲げた3作品。すなわち、『X Minus One』『Dragnet』『Mystery Theatre』です。

それぞれについて簡単にご紹介しましょう。

『X Minus One』
◆iTunesの紹介文◆
X Minus One is widely considered among the finest science fiction dramas ever produced for radio. The first 15 episodes were new versions of Dimension X episodes, but the remainder were adaptations of newly published science fiction stories by leading writers in the field, including Isaac Asimov, Ray Bradbury, Philip K. Dick, Robert A. Heinlein, Frederik Pohl and Theodore Sturgeon, along with a few original scripts. For baby boomer's that liked The Outer Limits and The Twilight Zone and for all you Trekkies, X Minus One is the forefather of the science fiction you grew up with. You will find that it still is some of the best Science Fiction ever aired. Regardless of you age join us as we explore science fiction with the imagination of our minds and great story telling.
◆じっちゃんの調査レポート◆
1955年4月から1958年1月までNBCラジオで放送された30分のSFドラマシリーズで、SFラジオドラマの最高傑作といわれている。最初の15話は、同じくNBCで1950年から51年にかけて放送されたSFドラマシリーズ『Dimension X』のエピソードのリメークにだったが、その後のエピソードはすべてオリジナルの新作になっている。原作者はアシモフ、ブラッドベリ、P.K.ディック、ハインライン、F.ポール、スタージョンなど、SFファンなら知らない者はいないというほどの錚々たるメンバー。Xというのはロケット発射の瞬間のことで、したがって"X Minus One"というのは「発射1秒前」のこと。番組の冒頭でナレーターが必ず"Countdown for blastoff... X minus five, four, three, two, X minus one... Fire!"とやる。(参考にしたWikipediaの記事はこちら

『Dragnet』
◆iTunesの紹介文◆
Dragnet was created and produced by Jack Webb, who starred as the terse Sgt. Friday. Webb had starred in a few mostly short-lived radio programs, but Dragnet would make him one of the major media personalities of his era.Webb was a stickler for accurate details, and Dragnet used many authentic touches, such as the LAPD's actual radio call sign (KMA-367), and the names of many real department officials, such as Ray Pinker and Lee Jones of the crime lab or Chief of Detectives Thad Brown. Dragnet was perhaps the most famous and influential police procedural drama in American media history. The series gave millions of Americans a feel for the boredom and drudgery, as well as the danger and heroism, of real-life police work. Dragnet earned praise for improving the public opinion of police officers. Actor and producer Jack Webb’s aims in Dragnet were for realism and unpretentious acting. He achieved both goals, and Dragnet remains a key influence on subsequent police dramas in many media. The show's cultural impact is demonstrated by the fact that even after five decades, elements of Dragnet are known to those who've never seen or heard the program.
◆じっちゃんの調査レポート◆
これもNBCラジオのドラマシリーズ、LAPD(ロス市警)を舞台に、実際に起きた事件をドキュメンタリータッチで描いて好評を博し、警察ドラマの最高傑作と言われている。1951-59にかけて276のエピソードが放送され、その後も何度かリメークされ、またテレビドラマにもなっている。なお、"Dragnet"というのは「捜査網」のこと。(参考にしたWikipediaの記事はこちら

『Mystery Theatre』
◆iTunesの紹介文◆
Mystery Theatre takes you back to the early days of radio, presenting each week the best of Mystery from Old Time Radio.
◆じっちゃんの調査レポート◆
これはいろいろ調べましたが、『Mystery Theatre』という名前では情報がみつかりませんでした。実際にドラマを聴いてみると、少なくとも最初の方のお話は『The Whistler』というドラマ・シリーズから取られているようです。そこで、例によってWikipeiaで調べてみると、『The Whistler』についての記事がありましたので要約してみます(じっちゃんオリジナル部分含む)。
--------------------
1942年5月から1955年9月まで13年にわたって全692話が放送され、ミステリドラマとして最も人気を集めたシリーズのひとつ。冒頭にWhistler(口笛男)が表れ、次のようなセリフをしゃべる。「私はホイッスラー。私はいろんなことを知っている。夜の街を徘徊しているんでね。不思議な話、影の世界に踏み込んだ男や女の胸の中に隠された秘密・・・。そう、誰も話したがらない口に出すのも恐ろしい恐怖を、私は知っている」。でもって、その後口笛を吹きながら去っていく(※)。この後につづく物語は、ある人間が犯罪を犯し、それが本人のおろかな行動によって暴かれるという展開が典型的。結末は皮肉なツイスト(ひねり)を伴っていることが多い。
 ※ 今となっては、怖いというよりもちょっと滑稽ですがね。

これら3番組ともすべて一話完結になっています。

私的評価ですと、面白さの順番は・・・・

  『X Minus One』>『Dragnet』>『Mystery Theatre』

・・・・ですかね。やはり、原作がしっかりしていて、かつSF的奇想が楽しめる『X Minus One』が私の趣味に合っていることもあって一番面白いですね。これまでに聴いたところでは、宇宙もの、侵略もの、マッド・サイエンティストもの、コンピュータの反乱もの、異世界ものとバラエティに富んでいます(※)。『Dragnet』は実話をもとにしている分お話的盛り上がりに欠ける反面実話に基づく迫真感があり、人によってはこちらの方が『X Minus One』よりいいという方もおられるでしょうね。『Mystery Theatre』は話がやや安っぽいのが難点ですが、一作ごとに出来不出来があり、時々きらりと光るものもあります。
 ※ 異星人としてMartianがよく取り上げられるのが時代を感じさせます。そう言えば、
   私の好きなタイム・トラベルものやパラレル・ワードものがまだ取り上げられていないな。
   これから出てくるんだろうか。楽しみ。

さて、それぞれの英語のレベルを先ほどの◎/○/△/×で表すと次のようになります。

  『X Minus One』 ⇒ ○/△
  『Dragnet』 ⇒ △
  『Mystery Theatre』 ⇒ △/○

『Dragnet』はドキュメンタリータッチということでリアルさを追求しているせいか声優さんもできるだけリアルに演技しようとしていることが、聴き取りにくくさの原因のようです。逆に『X Minus One』はリアルの対極にあって、俳優さんも大げさにまた聴き取りやすいように演技しているように思われ、比較的聴き取りやすいです。話も面白いし、どれかひとつを選ぶとすれば、私なら『X Minus One』ですね。

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訳すことすら辞書なしでは無理な私・・・OTL

It's been a while,Jitchan!というほどでもないでしょうかね?
猛烈に尊敬しちゃいます!凄い!!!

私は俗に言う「勘グリッシュ」。
“Pardon?”や“Excuse me?”の連続です。

昔はラブレターの封印代わりに
“the square root of three" を使いましたが、パソコンの時代ではね~
(ご存知ですか?「割り切れない仲」という意味ですよ(^_-))

Rome was not built in a day.
努力の賜物ですね。やっぱり尊敬です。
リスペクトはRだったかなLだったかな・・?調べなければ~

お忙しいとおっしゃっているのに、お邪魔しました(^_^)/~

シンさん、こんにちは。

私も辞書は必要ですよ~。
ご心配なく!

ケイさん、こんにちは。
ケイさん、英語達者ですね。
お使いになる機会があるのでしょうか?
√3は知ってますよ~。
何かの映画で出てきたような。
『青い山脈』だったかな?
多分違うな。

じっちゃん様
ご多忙と伺ってご無沙汰していましたら!
リスニングのレポがアップされていたのでびっくりです

ピットママはじっちゃん様には遥かに及びませんけど・・・
教室でCDを聴いて答えを見つけるバージョンがあります
それでI'll の will が聞き取れない状態です
ルをウと発音するようですね~~~トホホホ
つまり、ちゃんとした文章力があれば、どの単語・フレーズを
使っているか予想できますよね
そうすると聞き取りが出来るようになると思い当たりました!

ピットママはアイポッドシャッフルを使いこなせないので
10月1日から始まったBS2のアグリーベティーを録画し
日本語で観て大体の意味を知ってから、英語だけで聞くことに
したんですよ~~~
しかし、この裏番組に英語でしゃべらないとが入っているんです

夜更かしが出来ないピットママ、根性がないピットママは
やっぱりカメさんです
単語も都度、辞書を引いて頭にいれてますよ~

だけどじっちゃん様のレベルは凄い
アメリカのニュースを聞き取れるなんて v-497

ピットッマさん、こんばんは。
多忙と言いながら、ブログが生きがいになってしまっているので。
早朝早く起きて原稿を書いてしまいます(;^_^A
以前書き溜めていたこともあるんですが。

>I'll の will が聞き取れない
'llははっきりと発音されないですからね。
聞き取れないのが普通です。
ネイティブの方もきちんとは聞き取っていないのでは?
日本人だって「学校へ行きます」と言うときに
「へ」はほとんど発音しないことがあるでショ。
それと同じですよ。
全部聞き取るなんて所詮無理です。

>どの単語・フレーズを使っているか予想できますよね
そう、みんな予想で補っているんですよ!

>アメリカのニュースを聞き取れるなんて
ニュースは聞き取りやすいように発音してますし、
「予想」が効きますからね~。

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