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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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紅葉の探偵小説に興味津々~『日本ミステリー小説史』



 読売新聞の書評とタイトルに誘われて読んだが、やや期待外れだった。薄い新書本1冊で日本のミステリの歴史を概観するという企画自体に無理があったのだろう。できのいいあらすじを読まされているような気がした。
 
 明治期は作者の得意分野らしく、比較的丁寧に書かれている。尾崎紅葉、泉鏡花など硯友社の作家たちが(自覚的に)「探偵小説」を書いていたという話は初耳でもあり、興味深く読んだ。泉鏡花の処女作が探偵小説だったというのも驚きだ。紅葉の書いた『不言不語《いわずかたらず》』という探偵小説はなかなかの出来だそうだので、できれば読んでみたいものだ(※1)。

※1 しかし、岩波文庫版は絶版。青空文庫にもない。

 黒岩涙香のこともまずまず丁寧に書かれていて読ませる。

 しかし、明治期に筆を費やしすぎたせいか、大正期に入って乱歩が出現するあたりから駆け足になってきて、それがどんどん加速していき、「ここからが面白いのに~」と切歯扼腕することになる。

(ミステリファンなら先刻承知の)西欧ミステリ事始めに30ページ近く費やしているが、それをこっちに回せばよかったのにと思ってしまう。あるいは乱歩登場まで、さらに言えば明治期の、いわば日本ミステリ前史に絞ってもよかったようにも思う。

【じっちゃんの誤読的評価:★★】
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COMMENT

No title

ミステリのことが多いので、つい思い出したのが
ルパンシリーズの八点鐘だったか?
ドロレスという女性が出てきて、実は一番悲しんでいた
この女性こそ犯人だったという筋書きだったかな~?

尾崎紅葉や泉鏡花が探偵小説を書いていたのは
私も知りませんでしたが、
推理小説は、物事のからくりでいかに読者に
ハラハラドキドキさせるかという作者の思いが
あるのでしょうか?

推理ものを書く人は数学が得意だったとか?

No title

アイマイさん、

このブログはもともとミステリ中心に本を紹介するのが
趣旨のブログなんです(^^)/

『八点鐘』をお読みなんですね。
私も子どもの頃に読みました。
私をミステリ好きにした作品のひとつです。
でも内容はほとんど覚えていません。
ドロレスという名前も聞いたことがあるようなないような
という実に曖昧なものでして……(^^;

推理ものを書く人が数学が得意かどうかは
よく分かりませんが、
初期の(謎とき中心の)作家には
甲賀三郎とか高木彬光とか、横溝正史とか
理系出身の人が多いです。
でも、最近はどうなんでしょう?

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