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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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大胆な予測が目白押し~『2015年 日本経済のシナリオ』



 来年およびその後数年の日本および世界経済の見通しを書いた本。その結論を書いてしまえば……

 日本経済の見通しについては、本書冒頭の1行目にいきなり「日本経済の見通しは、きわめて明るい」と書かれており、それに沿って論旨が展開される。

 米経済もシェール革命が牽引車となって見通しは明るい。一方、EUは牽引役のドイツ、フランスまでがデフレに入ってしまい、銀行の不良債権問題もあって経済は低迷する。中国も不良債権(シャドーバンキング)問題を抱え、当面は何とかしのぐものの、近いうちに破たんする可能性が高い。

……ざっとこうなる。これが当たってるかどうか私に判断する能力はないが、著者の論旨にはまずまず説得力がある。興味深いのは、経済以外を含め、もっと大胆な予想もしていること。いくつか紹介しよう。

・来年米株価は混迷、一方日本の株価は順調で、双方の相関関係が崩れる。
・米株価が低迷する原因は経済ではなく政治にある。オバマ政権はベンガジゲート事件と違法移民恩赦問題という2つの爆弾(詳細略。ネットで調べてください)を抱え、来年弾劾裁判を経て任期途中の退陣となる可能性が高い。
・イスラム国問題は泥沼化し、テロが世界に拡散する。そして、ある日突然の原油高が発生する可能性がある(これと中国経済が日本経済にとっての最大のリスク)。
・中国は習近平と江沢民元国家主席との権力闘争が激化しており、近いうちに何か大きな変化が起きる可能性がある。
・中国バブルの崩壊は時の問題。当面は大丈夫だが、2017年頃が危ない。
・北朝鮮の拉致問題は現在停滞しているが、北朝鮮がこの件に関して本気なのは変わらない。来年4月の統一地方選挙の前に大きな動きがあるのではないか。

 この当否を判断する能力も僕にはない。来年末(問題によっては数年後)に振り返って、当たりはずれを評価するのも一興だろう。最後の予測についてはぜひ当たって欲しいが、他の予測に比べて著者の歯切れが少しだけ悪いのが気がかり。

 本書の真の目的は、経済の見通しを通して、株投資を含めた投資の展望と、方法論について論ずることである。その点については要約が難しいし、「当たるも八卦」の世界なので、触れることは控える。ただし、著者のスタンスは短期投資ではなく、中長期投資にあり、結構真っ当であるとだけ言っておく。
【じっちゃんの誤読的評価:★★★☆】
 ⇒予測が当たったら★5つでもよい。

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COMMENT

No title

★が3つの予測ですか

私が当たっているかもしれないと思うのは、
・イスラム国のテロの激化。


他は???
しかし、日本経済、本当に大丈夫なのかしら?
ネット見ても、マイナーなのですよね。
給料上がらない、物価が上がる、ですから。
経済的なことばかりに興味が行き、集団的自衛権など、話題にもなってないです。

でも、この話題が面白いのは確かですよ、^^v
キャキャキャ(ピットママさん風)(*=^○^=*)

No title

アイマイさん

★3つ半です(☆がついてますので)(^^)v
それから、評価は本全体の内容に対するものであり、
予測に対するものではありませんので
誤解なきよう(-ω-)/

私としてはどの予測が当たりそうだとか
当たりそうもないとか言うのは控えておきます。
ただ、日本の今後については楽観的に考えている
とだけ言っておきます。

集団的自衛権についてあまり話題にのぼっていないのは
確かによろしくないですね。
日本の今後に大きく関わる問題ですから。

この件についてはマスコミにも大いに責任があります。
集団的自衛権そっちのけで、同じ頃に起きた
東京都議会のセクハラやじやら、
兵庫県議の号泣記者会見やらばかり
取り上げていましたからね。
もっとも、国民の方も集団的自衛権より
そちらの方に関心があったのではないでしょうか。

しかし、集団的自衛権はまだ閣議決定されただけで、
法制化されるのは来年ですから、
そのとき話題になることを期待します。

No title

しかし、毎回、思うのですが、関岡さんの読書量って、凄いですね!? 何か、「速読術」的な技でも習得しておられるのでしょうか?
僕は、小学生の頃、「一年に50冊本を読みなさい」と先生に言われて、大学生あたりまではそのペースをキープしていたのですが、酒を飲むようになってから、人生の時間を無駄使いするようにまってしまいました。

話は飛びますが、個人的には中国経済は絶っっ対に近いうちに崩壊すると思います。その為の準備を、どれだけ上手くするかが、日本の経済や国防の最重要課題の一つだという気がします。

No title

トキバエさん、コメントありがとうございます。

私の読書量なんて、読書家と呼ばれる人に比べれば
大したことないです。
年間150冊行くか行かないかですから。
(しかもそのうち30冊くらいが漫画(^_^;))

まあでも、一応私の読書習慣について
書いておきますと……

勤め人だったときは、電車に乗っている時間が
長かった(往復約2時間)ので、
もっぱらその時間を読書タイムに当てていました。

今はそれがないので、朝晩2~3時間読書タイムを
作っています。
一応週休2日にしているのですが、
休みの日も翻訳をやってしまうことが多いし、
そうでなくとも、案外本を読めないことが多いので、
休日も読書に勤しんだらもっと読めるでしょうね。
トキバエさん同様、酒を飲まなければ
もっと読めるでしょう(^^;

それからトイレタイムも入浴タイムも本を読んでます。
トイレタイムは漫画、入浴タイムはエッセー集か
対談集が主です。

中国経済が近いうちに崩壊するというのは同感です。
経済だけでなく政治体制もね。
共産主義(というより独裁体制)と
自由・資本主義のいいところだけを取るなんて、
虫のいい不自然な政治経済体制が長続きするわけが
ありませんからね。

No title

じっちゃんの読書量、私も半端ないと思います。
私は1年でせいぜい40冊くらい。
先日借りた「歓喜の仔」まだ読書中^^;
重苦しさが麻痺して読んでます。

中国経済が転けたら、日本経済も転けます、と思います。
夫婦は仲が悪くなったら離婚できますが、中国とは夫婦以上の関係、中国経済が転けたら、まずいですよ、これは…

日本はどんな手を打てるでしょうね?

No title

アイマイさん

40冊でも大したもんですよ。
うちの嫁さんなんか1冊も読みませんから(^^;
娘ふたりもあまり本を読みませんし。
(長男だけはある程度読む)


中国がこけたら、日本どころか
世界中が大混乱になるでしょうね。

もっとも、こけそうになったら、
日米欧の諸国が、ソフトランディングさせるべく
中国に手を差し伸べると期待しています。
それが成功しても混乱は避けられないでしょうが。

日米欧としては、経済のダメージは少ないまま、
独裁体制を壊したいでしょうね。
そんなうまい手があるのかどうか
私には判断がつきませんが。

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