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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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ありのままの姿見せるのよ~『ひとりぼっちを笑うな』



 テレビのバラエティーにもよく出ている漫画家の蛭子能収が書いた本。

 蛭子能収という人間の生き方を通して、内向的で、友だちもなく、いつもひとりぼっちでいるような人間を応援する本……この本をひと言で要約すればそうなるが、しかしそれだけではない。さらに読みこんでいくと、その根底には「ありのままの自分を認める」というポリシーが横たわっていることがわかる。

 孤独がいいとか、その逆に友だちがいなければダメとか、そういうのではなくて、どちらでもいい、自分の性に合っていればいい。「こうじゃなきゃだめ」と思いこんでそれに自分を無理やり合わせなくていい。自然体でいよう。……って、そういうことが書かれている。その意味で、蛭子さんは内向的だけれどポジティブな人だ。

「ありのままの自分を認める」ということは「ありのままの他人を認める」ことでもある。だから、自分とは価値観が異なる人がいても、けなしたり、非難したりしてはいけない(その意味でヘイトスピーチなど最低)と言う。首が痛くなるくらいうなずいてしまったが、いざ実践となると、できていない部分も多いので反省もさせられる。

 それにしてもぼくには蛭子さんとの共通点が多い。葬式にも結婚式にもできれば行きたくない、みなで集まって無駄話をするのは苦手だし飲み会も苦手、旅へ行くのはひとりがいい、外見を飾ることはしない、何かをするときは細かく予定を立てる……等々。ここらあたり、あまりに似ているので笑ってしまう。

 もちろん共感するところばかりではない。違和感を感じる部分もいくつかある。特に、「自由の国」アメリカを絶賛しているところや、ギャンブルを肯定するあまり(?)法律(解釈)にグレーゾーンを作るなと主張するところ。

 しかし「他人の価値観を否定してはいけない」ので、そういうのも含めて刺激的な本だった……と言っておこう(笑)。

 とにかくも、友だちと呼べるような友だちもおらず、友だちづき合いも苦手で、ひとりでいるのが好きなようなぼくには大いに勇気づけられる本だった。

 この本のおしまいの方で著者は、オーストラリアにひとりで行ったら無性に寂しく、日本人観光客にやたらと声をかけたという体験談を語った後、「僕は場合によっては誰かと話していたいタイプの人間かもしれない」と書き、「これまでさんざんひとりでいるのがいいと書き続けてきましたが…」と断ってから、「ときには矛盾したっていいんですよ」と結論づけているのにも大いに共感させられる。

 正直、これまで蛭子能収という人間をあまり好きではなかったのだが、この本を読んでちょっと(かなり?)好きになった。
 
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COMMENT

No title

清々しい読書感想^^v

桜、お遍路でたくさん見られるのでは?v-252

再開おめでとうございます

ブログの再開、おめでとうございます……というか、この場合、「おめでとうございます」は正しい言葉なのかな? ま、どっちでもいいや。

取り敢えず、また訪れるブログが増えたことは、僕にとっては嬉しいことです。

No title

トキバエさん

ありがとうございます。

再開するにあたって、続け「ねばならぬ」という義務感を持つのはやめようと思ったので、今後も中断したり再開したりするかもしれませんが、今後も(適当に)よろしくお願いします。

No title

山田さん

お遍路では桜も楽しみのひとつです。ただ、ちょっと開花が平年より早いのが誤算。天気予報がよくないのも気になります。

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