姪っ子ふたりが東京に遊びに来るのを迎えに行くついでに、久々に、ほんとに久々に神田古書店街に行きました。
中央線を御茶ノ水駅で降りて、神田川を背に明大通りを神保町に向かって下っていきます。

途中右手に、通りの名前のもとになっている明治大学の学舎が見えてきました(右写真)。リバティタワーという名の23階建ての高層ビルで、今や珍しくなりつつある都心にあるキャンパスのひとつですが、その立派さにびっくりしました。その隣には池波正太郎や三島由紀夫も愛したという山の上ホテルがひっそりと立っています。
明大通りをさらに下って古書店街のある靖国通りに出ました。神保町玄関口のシンボル的存在である三省堂と書泉グランデのビルが目に飛び込んできます。
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神田古書店街というと、狭い道を挟んで両側に古びた古書店が軒を並べて連なっているというレトロかつ壮観なイメージを頭に描くのですが、あにはからんや。古書店が最も集まる靖国通り沿いは、靖国通りがそもそもとても広い道路ですし、通りの南側にしか古書店はないので、まず「狭い道を挟んで両側に」というイメージが壊されます。
また、靖国通り南側にはずらっと古書店が並んではいるものの、皆近代的なビルであり、ここで「古びた古書店が軒を並べて連なっている」というイメージも消し飛びます。
したがって神田古書店街の様子は思い描いたイメージとはほど遠く、この点ちょっとがっかりです。(思い描いたイメージの方がアナクロなのはわかってはいますが)
姪っ子を東京駅に迎えに行くまでに2時間弱の時間しかありませんでしたので、じっくりと見ることはできませんでしたが、数軒の古書店に飛び込んでみました。
さすがに近所の古書店では見られないような珍しい本、古い本が並んでいます。新刊では手に入りにくくなっているE・S・Gardnerの原書も並んでいて触手が動きましたが、あまりの古さに手が引っ込みました。
また、欲しいなあと思って手に取ると目の玉の飛び出るような値段だったり、それほどでなくとも「この値段では買えねえな」という値段ばかりなのでおずおずと元の棚に戻すしかありません。
以前から探し求めていた本がどこかの店に置いてないかと探してみましたが、時間がなくてせかせかと見て回るなど探し方にも問題があったのでしょう。残念ながら収穫はゼロでした。

そうして古書店街をうろうろしていると、大音響で軍歌(?)が流れてき、驚いて振り向くと右翼の街宣車が何台も通り抜けて行きました。そうでした。今日(これを書いている時点では昨日)は8月15日、ここは靖国通りでした。
帰り道は、来た時に通った明大通りではなく、本郷通りを北上。途中、電車の中からしか見ることのなかったニコライ堂(右写真)を見ながら御茶ノ水駅へ。そこから姪っ子をピックアップしに東京駅へと向かったのでした。