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じっちゃん

Author:じっちゃん
翻訳家。
もとコンピュータ技術者。二足の草鞋で翻訳を始め、定年後フリーランサーに。
【趣味】
①読書:ミステリを中心に時代・歴史小説、歴史や科学などのノンフィクション
②四国遍路(2015年11月結願)
③街道歩き(現在敢行中)
④SNS(ブログ、Facebook、Line)
⑤観劇
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間違えられた男

間違えられた男
ヒッチコックの映画だというので楽しみに観ました。主演も大好きなヘンリー・フォンダだし。

ヘンリー・フォンダ演じる男が強盗事件の犯人として警察に連行されます。タイトルから察せられるようにもちろん誤認です(そもそもヘンリー・フォンダが悪いことするはずない)。

その後取調べから逮捕、拘留までの過程が特にドラマティックな展開もなく淡々と描かれます。ここまでで放映時間のおよそ半分が費やされます。単調で退屈しますが、後半に来るドラマの布石だろうと我慢します。

弁護士が雇われ、裁判の準備が始まります。無実を証明するための証人さがしが始まり、ようやく面白くなってきます。

ところがそこから物語はヘンな方向に動き始めます。アレアレ、こんなんなっちゃうの。どうしてよ。ちょっとイヤな感じがしてきます。

<<以下ネタバレはしていませんが、ストーリー展開をある程度書いていますのでご注意ください>>

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歴史は夜作られる

歴史は夜作られる
 ◆映画のデータ◆
  原 題:History Is Made at Night
  製作国:アメリカ
  公開年:1937年
  監 督:フランク・ボーゼージ
  出 演:シャルル・ボワイエ、ジーン・アーサー他



この週末に日本映画の『雨月物語』(1953年)とアメリカ映画の『歴史は夜作られる』(1937年)をビデオで観ました。

前者は日本の誇る世界の巨匠・溝口健二の代表作ですが、僕には正直そのよさがわかりませんでした。これまた名作中の名作と言われる黒澤明の『羅生門』を見たときと同じ戸惑いを覚えました。ともにベネチア映画祭の受賞作というのも、ぼくの違和感へとつながるものがあるかもしれません。

見る目がないと言われれば返すことばはありませんが、これを評価する人と僕とでは映画に求めるものが違うのでしょう。美しい映像とか優れた日本的様式美と言われれば、確かにそうかなとは思いますし、外国人がこれを見て衝撃を受けるのもわかるような気がします。しかし、僕が映画に第一に求めるのはそういうものではなく、エンターテインメント性であり、その点『羅生門』も『雨月物語』も僕のこころには響きませんでした。

その点その後で観た『歴史は夜作られる』は芸術性のほとんどない娯楽映画ですが、エンターテインメントとして大いに楽しめました。

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映画『花田少年史』

最近近所にシネコンができたので家族で映画に行く機会が増えました。日本映画界のためにも、家族の幸せのためにも大変いいことであると私は思うのであります。(と、なぜか演説調)

しかも、完全予約制なので確実に座れるのがいいです。さらにさらに、インターネットからだと座席指定までできるのでとっても便利。

今日は嫁さんと上の娘を連れて話題作『花田少年史』を見に行きました。

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ゲド戦記

スタジオ・ジブリの最新作『ゲド戦記』を見てきました。

インターネットで、既に観た方の感想を見るとイマイチ評判がよくないのでどうかなあと思っていたのですが、そのために過大な期待を抱かなかったのもよかったのかもしれません、とても面白く見ることができました。

とにかく展開がスピーディで一秒たりともあきさせません。意図的なのかどうなのか(前者だとは思うのですが)舞台設定や人物に関する説明を極力抑えているため、「この人誰?」「これいったい何?」「これどういう意味?」と頭の中が?マークで一杯になり、ミステリアスな興趣が盛り上がります。最後の方は別として、こんなに先の展開が読めない映画は珍しいです。

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逆襲獄門砦

◆映画のデータ◆
  製作年: 1956年(昭和31年)
  製作国: 日本
  配 給: ?
  監 督: 内田吐夢
  出 演: 片岡千恵蔵、月形龍之介、高千穂ひづる
  ⇒"goo映画"のデータはこちら


じっちゃんの選ぶ日本映画ベスト10に入る名作『飢餓海峡』(『砂の器』と並びミステリ映画の2大名作です。ホント、ほれぼれするようないい映画です)の名匠・内田吐夢の時代劇。

代官の圧政に耐えかねた農民が反乱を起こすって話です。どうも、ウィリアム・テルを換骨奪胎しているようで、ウィリアム・テルのあの有名なシーンとそっくり同じシーンが出てきます。んでもって、主人公の猟師(片岡千恵蔵)の名前が照蔵(^_^;

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現金に体を張れ


 ◆映画のデータ◆
  原 題:The Killing
  製作年:1955年
  製作国:アメリカ
  監 督:スタンリー・キューブリック
  出 演:スターリング・ヘイドン他

  
『2001年宇宙の旅』で映画史上にその名を残すスタンリー・キューブリックの監督2作目。

競馬場の売上強奪の顛末をドキュメンタリータッチで描いてます。犯行計画や準備の様子が丁寧に描かれていているためストーリーに緊密感が醸し出され、サスペンスを盛り上げています。

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日本沈没

日本映画最新最大の話題作『日本沈没』を家族と観てきました。

観どころの災害シーンは前作からの特撮技術の進歩が感じられるすばらしさ。自衛隊や消防庁の全面的協力もあってリアリティ満点に仕上がっています。

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わが恋せし乙女

 ◆映画のデータ◆
  製作年: 1946年
  製作国: 日本
  配 給: 松竹
  監 督: 木下恵介
  出 演: 原保美、井川邦子、東山千栄子


『少年期』に続き木下恵介監督作品。

戦後直後の昭和21年の作品で、映像が傷ついていて見にくいところがあるのがちょっと残念。

ストーリーは単純。捨て子として拾った妹が美しい乙女に育ち、兄がその妹に密やかな恋心を抱くというもの。当然のようにライバルが現れ...(以下ネタバレになるため、割愛)

お兄さん役の原保美(NHKのかつての人気ドラマ『事件記者』の出演者の一人)が妹への愛に揺れ動く兄を好演しており、彼の心情は観る者の心を惻惻と打ちます。また、母親役の東山千栄子もさすがの好演。この兄のために流す2度の涙が印象的です。

これに反し、妹役の井川邦子の演技はいまひとつ。兄の気持ちにまったく気づかないように見えるのは意図した演技なのか、演技が下手だけなのか。おそらく前者だとは思うのだが、後者かも知れないと思わせるところが悲しい。

また、兄と妹の子供時代の交流があまり描かれていないために、妹に対する兄の思いの切なさを盛り上げ切れていないのが、この映画最大の難点。惜しい。

【じっちゃんの評価:★★★】

少年期

 ◆映画のデータ◆
  製作年:1951年
  製作国:日本
  配 給:松竹
  監 督:木下恵介
  出 演:笠智衆、田村秋子、石浜朗


『二十四の瞳』や『喜びも悲しみも幾年月』で有名な木下恵介監督の作品。

これも父と息子の物語でありました。

戦争のさなか、学者でリベラルな考えの持ち主の父と、軍国少年としてその父に反感を覚える少年。

疎開先で父は読書や釣ばかりをしていて家事はすべて母親におしつけている。そのことにも少年は反感を覚える。疎開先の学校では、都会者への反発と、加えてリベラルな父への批判もあって学校の友人が少年へのいじめを始める。近所でも父の評判はよくない。

周囲の軍国的風潮と父の態度との間の板ばさみになって苦悩した少年は母親に訴える。しかし、母親は笑って答える。「歴史がお父さんが正しいことを証明するでしょう」

今の眼から見れば、周囲の軍国主義に影響されて父に反発を覚える少年の苦悩も青臭いし、反戦を高らかにうたうわけではない父のどっちつかずの言動も無責任のようにも思える。

しかし、それはあくまで「今の眼から見れば」であって、歴史的認識を持てば少年の苦悩も父の態度も理解ができる。

そもそも、木下恵介監督は『二十四の瞳』もそうだったが、高らかに反戦をうたったりはしない。軍国主義に染まった世間に対しても決して非難はせず受け入れている。そのことは少年をいじめた友人の戦後の姿の描き方でもよくわかる。だからこそ、戦争への嫌悪と平和を希求する思いが伝わってくるのだと思う。

また、少年が必ずしも軍国主義に染まりきっていないのも少年の苦悩にリアリティを与えている。

ただ、少年役の石浜朗が白皙の美少年すぎ、またあまりに生真面目すぎること、少年へのいじめに迫力がないこと、ストーリーに起伏が少ないことなど、不満も残る。

【じっちゃんの評価:★★★】

山の郵便配達


 ◆映画のデータ◆
  原 題:那山 那人 那狗
  製作年:1999年
  製作国:中国
  監 督:霍建起(フォ・ジェンチイ)


NHK BSで放映されたものを録画して見ました。いい映画を見せてもらったなあ、というのが見終わった感想です。テーマがもういいですよね。父と子の物語。

父と子の物語っていうと『エデンの東』(エリア・カザン)が真っ先に思い浮かびますが、『山の郵便配達』の父子関係は『エデンの東』ほど深刻ではありません。微妙な溝です。こちらの方が『エデンの東』の父子関係より僕にとってはよりリアリティがあるというか、身につまされる感じがします。

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